カテゴリ: AWS 更新日: 2025/09/04

AWS Route 53の地理的ルーティングを活用する方法をやさしく解説【初心者向け】

AWS Route 53の地理的ルーティングを活用する方法
AWS Route 53の地理的ルーティングを活用する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「海外のお客さんにも早くホームページを表示させたいんですが、そんなことってAWSでできるんですか?」

先生

「はい、できますよ。AWSにはRoute 53(ルートゴジュウサン)というサービスがあり、その中の地理的ルーティング機能を使えば、アクセスする人の場所によって最適なサーバーに案内できます。」

生徒

「場所によって案内を変えるって、どういう仕組みなんですか?」

先生

「それでは、Route 53の地理的ルーティングの基本から活用方法まで、順番に見ていきましょう!」

1. Route 53とは?読み方と役割を確認しよう

1. Route 53とは?読み方と役割を確認しよう
1. Route 53とは?読み方と役割を確認しよう

AWSのRoute 53(ルートゴジュウサン)は、ドメイン名の管理や名前解決をおこなうDNS(ディーエヌエス)サービスです。DNSとは、読み方はDNS(ディーエヌエス)という、インターネット上で「名前(例:www.example.com)」を「IPアドレス(数字の住所)」に変換する仕組みのことです。

たとえば、ユーザーがWebサイトを見たいとき、Route 53がどのサーバーへ案内するかを決めてくれる役割を持っています。

2. 地理的ルーティングとは?読み方と意味をやさしく解説

2. 地理的ルーティングとは?読み方と意味をやさしく解説
2. 地理的ルーティングとは?読み方と意味をやさしく解説

地理的ルーティング(読み方:チリテキルーティング)は、ユーザーがアクセスしてきた「場所(地域や国)」に応じて、別々のサーバーへ案内する仕組みのことです。

たとえば、日本からアクセスしてきた人には東京のサーバー、アメリカからアクセスしてきた人にはロサンゼルスのサーバー、といったふうに、アクセス元の地理情報をもとに自動で最適な応答をします。

この機能により、表示速度が速くなり、ユーザーの満足度もアップします。

3. 地理的ルーティングを使うメリットとは?

3. 地理的ルーティングを使うメリットとは?
3. 地理的ルーティングを使うメリットとは?

地理的ルーティングを活用すると、以下のようなメリットがあります。

  • �� 世界中のユーザーに対して最適なサーバーへ案内できる
  • �� 表示速度が早くなりページの読み込みがスムーズになる
  • �� 特定の国や地域だけに別のコンテンツを見せる地域別マーケティングができる
  • �� 地域制限(たとえば日本からのみアクセス許可)も設定可能

4. Route 53で地理的ルーティングを設定する手順

4. Route 53で地理的ルーティングを設定する手順
4. Route 53で地理的ルーティングを設定する手順

それでは、初心者の方でもわかりやすいように、AWSのRoute 53で地理的ルーティングを設定する基本的な流れを説明します。

  1. ドメインの登録
    まずはRoute 53で使うドメイン(例:www.example.com)を取得または既存のものを登録します。
  2. ホストゾーンの作成
    Route 53にドメイン用のホストゾーン(読み方:ホストゾーン)を作成します。これは、DNS設定を管理する場所です。
  3. レコードを作成
    ホストゾーン内で、レコード(読み方:レコード)という設定を作ります。ここに「どの地域からアクセスがあったら、どのIPアドレスに案内するか」を登録します。
  4. ルーティングポリシーを「地理的」に設定
    レコード作成の際に、ルーティングポリシー(読み方:ルーティングポリシー)を「地理的(Geolocation)」に指定します。
  5. 地域とサーバーを対応づける
    日本、アメリカ、ヨーロッパなどの地域ごとに、案内するサーバー(IPアドレスやエンドポイント)を設定します。

このように設定すると、アクセスする人の場所に応じて、自動で最適なサーバーに接続されるようになります。

5. 地理的ルーティングと近接ルーティングの違いに注意

5. 地理的ルーティングと近接ルーティングの違いに注意
5. 地理的ルーティングと近接ルーティングの違いに注意

AWS Route 53には「近接ルーティング(プロキシミティルーティング)」という似た機能もあります。違いは以下の通りです:

  • 地理的ルーティング
    ユーザーの国や地域に応じてルートを決める。
  • 近接ルーティング
    ネットワークの物理的な距離や遅延時間を考慮してルートを決める。

たとえば、日本からのアクセスでも、近接ルーティングでは東京以外のサーバーが早ければ、そちらに接続されることがあります。一方、地理的ルーティングでは必ずその地域に紐づく設定が優先されます。

6. 地理的ルーティングを使う具体例

6. 地理的ルーティングを使う具体例
6. 地理的ルーティングを使う具体例

実際の使い方として、次のような例があります。

  • �� 日本のユーザーだけに日本語のページを表示
  • ���� アメリカのユーザーにはドル建ての価格ページを表示
  • �� 特定の国からのアクセスをブロックする

このように、ユーザーの地域にあわせた対応ができるため、多言語サイトや国別プロモーションにも役立ちます。

7. 地理的ルーティング設定時の注意点

7. 地理的ルーティング設定時の注意点
7. 地理的ルーティング設定時の注意点

地理的ルーティングを使う際は、次のポイントに注意しましょう。

  • ✅ 全ての地域に設定を作らないと、未設定地域からのアクセスが届かなくなる
  • ✅ 「デフォルトルート」を必ず作成し、どの地域にも当てはまらない場合の対応を決めておく
  • ✅ 地理情報の判定は完璧ではないため、正しくルーティングされているかテストする

最初はテスト環境で設定を行い、動作確認してから本番に反映するのが安心です。

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