カテゴリ: AWS 更新日: 2026/01/16

AWS IAMポリシーの基本構文と書き方をマスターしよう!初心者でもわかる権限設定

AWS IAMポリシーの基本構文と書き方をマスターしよう
AWS IAMポリシーの基本構文と書き方をマスターしよう

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「IAMユーザーやグループは作れたんですが、ポリシーって何を書けばいいのか分からなくて…」

先生

「IAMポリシーは“何をしてよいか”を文章で決めるルールです。基本の形を覚えれば難しくありません。」

生徒

「文章って聞くと不安ですが、決まった書き方があるんですか?」

先生

「はい。決まった構文があります。順番に見ていきましょう。」

1. AWS IAMポリシーとは何か

1. AWS IAMポリシーとは何か
1. AWS IAMポリシーとは何か

AWS IAMポリシーは、AWS上で「どの操作を許可するか、または禁止するか」を定義するルールです。読み方はIAMポリシー(アイアムポリシー)です。IAMユーザーやIAMグループ、IAMロールにひも付けることで、操作できる範囲を細かく制御できます。AWSの安全な運用には欠かせない仕組みです。

2. IAMポリシーはJSON形式で書く

2. IAMポリシーはJSON形式で書く
2. IAMポリシーはJSON形式で書く

IAMポリシーはJSON(ジェイソン)形式で記述します。JSONは、決まったルールで書く設定用の文章です。カンマやカッコの位置が重要ですが、基本の形を覚えれば内容はシンプルです。AWSではこの形式で機械的に権限を判断します。

3. ポリシー全体の基本構造

3. ポリシー全体の基本構造
3. ポリシー全体の基本構造

IAMポリシーは、バージョンとステートメントという要素で構成されます。ステートメントの読み方はStatement(ステートメント)です。ここに実際の権限内容を書きます。


{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": []
}

4. Effectで許可か拒否を決める

4. Effectで許可か拒否を決める
4. Effectで許可か拒否を決める

Effect(エフェクト)は、操作を許可するか拒否するかを指定します。値はAllow(アラウ)かDeny(ディナイ)です。基本的にはAllowを使い、必要な操作だけを許可します。Denyは強制的に禁止したい場合に使います。

5. Actionでできる操作を指定する

5. Actionでできる操作を指定する
5. Actionでできる操作を指定する

Action(アクション)では、どのAWS操作を許可するかを指定します。例えば、S3の一覧表示やEC2の起動などです。サービス名と操作名を組み合わせて書きます。アスタリスクを使うとまとめて指定できます。


"Action": "s3:ListBucket"

6. Resourceで対象を決める

6. Resourceで対象を決める
6. Resourceで対象を決める

Resource(リソース)では、どの対象に対する操作かを指定します。読み方はリソース(リソース)です。S3バケットやEC2インスタンスなどをARN(アーン)という識別子で指定します。すべてを対象にする場合はアスタリスクを使います。

7. シンプルなIAMポリシーの例

7. シンプルなIAMポリシーの例
7. シンプルなIAMポリシーの例

次は、S3の一覧表示だけを許可するシンプルなポリシー例です。初心者が最初に理解しやすい内容です。


{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": "s3:ListAllMyBuckets",
      "Resource": "*"
    }
  ]
}

8. ポリシー作成時の注意点

8. ポリシー作成時の注意点
8. ポリシー作成時の注意点

IAMポリシーは、必要最小限の操作だけを許可することが大切です。最初から広い権限を与えると、誤操作や情報漏えいの原因になります。まずは小さな権限で作り、必要に応じて追加する考え方が安全です。

まとめ

まとめ
まとめ

AWS IAMポリシーの全体像を振り返ろう

ここまでで、AWS IAMポリシーの基本構文と書き方について一通り学んできました。IAMポリシーは、AWS環境での権限管理の中心となる仕組みであり、「誰が」「どのAWSサービスに対して」「どこまでの操作をしてよいか」を明確に決める重要な役割を持っています。IAMユーザーやIAMグループを作成するだけでは安全な運用はできず、ポリシーを正しく理解し、適切に設定することが欠かせません。

IAMポリシーはJSON形式で記述され、Version、Statement、Effect、Action、Resourceといった決まった要素で構成されています。最初は英単語が多くて難しく感じるかもしれませんが、それぞれの意味はシンプルです。Effectは許可か拒否か、Actionは実行できる操作、Resourceは対象となるAWSリソースを表しています。この対応関係を意識するだけで、ポリシーの内容が読みやすくなります。

最小権限の考え方が安全運用のカギ

IAMポリシーを扱う上で特に大切なのが、最小権限の原則です。読み方は最小権限(サイショウケンゲン)です。これは、業務に必要な操作だけを許可し、それ以外は与えないという考え方です。AWSでは多くの操作が可能なため、便利だからといって広い権限を与えてしまうと、誤操作や設定ミスによるトラブルが起きやすくなります。

例えば、画面の確認だけを行う担当者に削除権限まで付与してしまうと、意図せず重要なリソースを削除してしまう可能性があります。IAMポリシーを作成するときは、「見るだけ」「操作する」「変更する」「削除する」といった段階を意識し、どこまでが本当に必要なのかを考えることが重要です。

学習用に覚えておきたいシンプルなポリシー例

初心者のうちは、まずシンプルなIAMポリシーを理解することが近道です。以下は、AWSのS3バケット一覧を表示するだけのポリシー例です。このような小さなポリシーを読み書きできるようになると、他のサービスにも応用しやすくなります。


{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": "s3:ListAllMyBuckets",
      "Resource": "*"
    }
  ]
}

この例では、「S3の一覧表示」という一つの操作だけを許可しています。ActionとResourceの関係を意識しながら読むことで、IAMポリシーが「文章のように意味を持つ設定」であることが分かってきます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「最初はIAMポリシーが難しそうに見えましたが、EffectやActionの役割を一つずつ考えると、だいぶ理解できました。」

先生

「そうですね。IAMポリシーは暗記するものではなく、意味をつなげて読むものです。JSONの形に慣れることも大切です。」

生徒

「まずは小さな権限から作って、必要になったら追加する、という考え方も分かりました。」

先生

「それが安全なAWS運用の基本です。IAMユーザー、IAMグループ、IAMポリシーを正しく組み合わせることで、安心してAWSを使えます。」

生徒

「これから他のAWSサービスを使うときも、まずIAMポリシーを意識して設定してみます。」

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