カテゴリ: AWS 更新日: 2026/01/05

AWS Route 53のMXレコード設定でメールを正しく受信する方法

AWS Route 53のMXレコード設定でメールを正しく受信する方法
AWS Route 53のMXレコード設定でメールを正しく受信する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「メールを受信するために、AWSのRoute 53で何か設定しないといけないと聞いたんですけど、それってどういうことですか?」

先生

「はい、メールを正しく受信するには、MXレコードという設定を、AWS Route 53(アマゾン ウェブルート ゴジュウサン)で行う必要があります。」

生徒

「エムエックスレコードって何ですか?難しそう…」

先生

「大丈夫です。今回は、MXレコードの意味から、Route 53の使い方まで、パソコン初心者でもわかるようにやさしく説明していきますね。」

1. AWS Route 53(ルート ゴジュウサン)とは?

1. AWS Route 53(ルート ゴジュウサン)とは?
1. AWS Route 53(ルート ゴジュウサン)とは?

AWS Route 53(アマゾン ウェブ サービス ルート ゴジュウサン)は、ドメイン名を管理するサービスです。「ドメイン名(ドメインメイ)」とは、たとえばexample.comのようなインターネット上の住所のようなものです。

Route 53は、そのドメイン名をどのサーバーに向けるかという道案内の役割をしています。名前にある「53」は、DNS(ディーエヌエス)という仕組みで使われる「ポート番号」の意味が含まれています。

2. MXレコード(エムエックス レコード)とは?

2. MXレコード(エムエックス レコード)とは?
2. MXレコード(エムエックス レコード)とは?

MXレコードは、メールをどのサーバーに送るか決める情報です。「MX」は「Mail Exchange(メール エクスチェンジ)」の略で、メールの交換先、つまり受信先を決めます。

たとえば、自分のドメイン example.com に届くメールを、GoogleのGmail(ジーメール)で受け取るには、Gmailの指定したサーバーをMXレコードに登録します。

3. なぜMXレコードの設定が必要なの?

3. なぜMXレコードの設定が必要なの?
3. なぜMXレコードの設定が必要なの?

インターネットでメールをやり取りするには、送信する側が「このドメインのメールはどこに送ればいいのか」を知らなければなりません。MXレコードが設定されていないと、メールが届かない、あるいは迷子になることがあります。

たとえるなら、郵便局が「手紙をどこに届ければいいか分からない」状態になります。MXレコードは、その住所を伝える地図のような役割をします。

4. AWS Route 53でMXレコードを設定する手順

4. AWS Route 53でMXレコードを設定する手順
4. AWS Route 53でMXレコードを設定する手順

それでは、実際にMXレコードを設定して、メールが届くようにしましょう。

  1. AWSにログインします。
  2. Route 53の画面に移動します。
  3. 「ホストゾーン(Host Zone)」を開きます。
  4. 対象のドメイン名をクリックします。
  5. 「レコードを作成」ボタンをクリックします。
  6. 以下の内容でMXレコードを作成します:
  • レコードタイプ: MX
  • 名前: 空欄にする(または @)
  • 値:
    10 ASPMX.L.GOOGLE.COM.
    20 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
    30 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
    40 ALT3.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
    50 ALT4.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
    ※これはGmail用のMXレコード例です。
  • TTL: 300(そのままでOK)

5. MXレコードに書かれている数字の意味は?

5. MXレコードに書かれている数字の意味は?
5. MXレコードに書かれている数字の意味は?

MXレコードには「10」「20」などの数字が書かれています。これは優先順位を表しています。

数字が小さいほど、優先的にそのサーバーにメールが送られるようになります。たとえば「10」が失敗したときは、「20」に送るというように、バックアップのような仕組みです。

6. 反映までに時間がかかる理由

6. 反映までに時間がかかる理由
6. 反映までに時間がかかる理由

MXレコードを設定しても、すぐに反映されるわけではありません。通常は数分〜数時間ほどかかります。

これは、インターネット全体に新しい情報が広がるまでに時間がかかるためです。この仕組みを「DNS伝播(ディーエヌエス デンパ)」と呼びます。

7. GmailやMicrosoft 365など、メールサービスごとの設定例

7. GmailやMicrosoft 365など、メールサービスごとの設定例
7. GmailやMicrosoft 365など、メールサービスごとの設定例

メールサービスによって、MXレコードの内容は異なります。以下は代表的な例です。

Gmail(ジーメール)
10 ASPMX.L.GOOGLE.COM.
20 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
30 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
40 ALT3.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
50 ALT4.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
Microsoft 365(マイクロソフト サンロクゴ)
0 yourdomain-com.mail.protection.outlook.com.

※「yourdomain-com」の部分は自分のドメイン名に置き換えてください。

8. よくあるトラブルと確認ポイント

8. よくあるトラブルと確認ポイント
8. よくあるトラブルと確認ポイント

メールが届かない場合は、以下の点をチェックしてみてください:

  • MXレコードが正しく入力されているか
  • スペルミスがないか
  • 余分なスペースやドットが入っていないか
  • レコードタイプが「MX」になっているか

また、ドメインの有効期限が切れていたり、メールサービス側の設定が不十分だと、受信できないこともあります。

まとめ

まとめ
まとめ

本記事では、AWS Route 53を使ってMXレコードを正しく設定する方法を、初心者にもわかりやすく解説しました。ドメインに届くメールを受信するには、MXレコードの設定が必須です。GmailMicrosoft 365といったメールサービスの受信サーバー情報を、Route 53のホストゾーンに登録することで、正しくメールが届くようになります。

特に重要なのは、MXレコードの優先順位を示す数値や、レコード値の正確な入力です。これらに誤りがあると、メールが届かなくなる原因になります。また、設定後すぐに反映されない場合もあるため、DNS伝播の仕組みと時間のかかる理由も理解しておきましょう。

記事の後半では、GmailやMicrosoft 365の具体的なMXレコード設定例を紹介し、設定ミスによるトラブルを避けるための確認ポイントも解説しました。Route 53の使い方に慣れることで、より安全にメールを管理できるようになります。

以下に、MXレコードの基本構文のサンプルを再掲しておきます。

Gmail用 MXレコード構文の例

10 ASPMX.L.GOOGLE.COM.
20 ALT1.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
30 ALT2.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
40 ALT3.ASPMX.L.GOOGLE.COM.
50 ALT4.ASPMX.L.GOOGLE.COM.

※ 優先度が数字で指定されており、小さい数字がより優先されます。

MXレコードを正しく設定することで、ビジネスに必要なメールのやりとりを円滑に行うことができます。今後は、SPFレコードやDKIM、DMARCなどのセキュリティ強化設定にも取り組むと、より安全なメール運用が実現できます。

AWSのRoute 53は、DNS管理に強力な機能を提供しており、ドメイン・メール・ウェブサイトの基盤管理において信頼性の高い選択肢です。MXレコードを正しく理解し設定できることは、メールの信頼性とビジネスの信用を高める第一歩です。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「先生、MXレコードの設定って、最初はちょっと難しかったけど、記事を読んでだいぶ分かってきました!」

先生

「それはよかったです。メールを正しく受信するにはMXレコードが必要だというポイントを押さえれば、あとは手順通りに設定するだけです。」

生徒

「Route 53で設定する内容って、数字の優先順位やサーバーの名前が大事なんですね。あと、反映に時間がかかることも知れてよかったです。」

先生

「その通りです。数字の小さいMXレコードが優先されるという仕組みや、DNS伝播にかかる時間を理解していれば、トラブル時の対応もスムーズになりますよ。」

生徒

「次は、SPFとかDKIMも勉強して、もっと安全なメール環境にしたいです!」

先生

「素晴らしい意欲ですね。次のステップとして、メールのなりすまし対策であるSPFやDKIM、DMARCについても学んでいきましょう。」

この記事を読んだ人からの質問

この記事を読んだ人からの質問
この記事を読んだ人からの質問

プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

AWS Route 53って何のために使うサービスですか?

AWS Route 53は、ドメイン名の管理やDNSレコードの設定を行うためのサービスで、特にWebサイトやメールのルーティングをコントロールするために使います。

MXレコードとは何を意味するレコードですか?

MXレコードとは、メールの配送先を指定するDNSレコードで、「Mail Exchange」の略です。これにより、どのメールサーバーにメールを届けるかを決めます。

理解度のクイズ問題

理解度のクイズ
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空欄の★に当てはまる内容を答えてください。

問題
独自ドメインでメールを受信するには、DNSにメールの配送先を示す MXレコード を設定する必要があります。 ただし、メール関連で利用されるレコードはこれだけではなく、送信元のなりすまし対策としてドメインに SPFレコード を追加することも重要です。 これにより、受信先サーバーが「どこからの送信を許可しているか」を判別でき、迷惑メール対策やセキュリティ強化につながります。 このように理解しておくと、AWS Route 53、DNS、MX、SPF、メールセキュリティ、認証といった試験頻出ポイントが整理できます。
# メール関連の代表的なDNSレコード(例)
- 受信先指定: MXレコード
- 送信元認証: SPFレコード(TXT形式で記述)
【ヒント】 ・MXは「Mail Exchange」の略で受信先サーバーを示す。 ・SPFは送信ドメイン認証の仕組みで、TXTレコードとして設定する。 ・試験では「メール受信=MX」「送信認証=SPF」の組み合わせが問われやすい。

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