AWS Lambdaとは?サーバーレスの基本と使い方を解説
生徒
「先生、AWS Lambda(エーダブリューエス ラムダ)ってよく聞くんですけど、具体的に何をするサービスなんですか?」
先生
「AWS Lambdaは、サーバーレスと呼ばれる仕組みを実現するサービスです。プログラムを実行するためにサーバーを用意しなくても、必要なときにコードを動かせる環境なんですよ。」
生徒
「サーバーレスっていうのは、サーバーがないって意味なんですか?」
先生
「実際にはサーバーはあります。ただし、それを利用者が意識せずに済むように、AWSが裏側で全部管理してくれるのです。だからサーバーレスと呼ばれているんです。」
1. AWS Lambdaとは?
AWS Lambda(エーダブリューエス ラムダ)は、Amazon Web Servicesが提供するサーバーレス実行環境です。読み方はラムダといい、プログラムのコードをアップロードするだけで、自動的に実行環境を用意して動かしてくれる仕組みです。
通常のアプリケーション開発では、CPU(シーピーユー)やメモリ、主記憶装置(シュキオクソウチ)などのリソースを持つサーバーを管理しなければなりません。しかし、AWS Lambdaを使えばサーバーの設定や維持を気にする必要がなく、コードの実行に集中できます。
2. サーバーレスの基本概念
サーバーレスとは、開発者がサーバー管理を意識せずにアプリケーションを構築できる考え方です。もちろん実際には物理サーバーや仮想サーバーが存在しますが、それを運用するのはクラウド事業者側です。
この仕組みによって、開発者は「コードを書くこと」に専念できます。インフラ管理を省略できるので、開発スピードが速くなり、コスト効率も高まります。
3. AWS Lambdaの仕組み
AWS Lambdaは「イベント駆動」で動作します。イベントとは、何かのきっかけのことです。例えば、S3(エススリー:クラウドストレージサービス)にファイルがアップロードされたとき、API Gateway(エーピーアイゲートウェイ)からリクエストが来たときなどがイベントです。
このイベントをトリガーにして、Lambda関数と呼ばれるコードが自動的に実行されます。利用者はサーバーを立ち上げて待機させておく必要がなく、必要なときに必要な処理だけを実行できます。
4. AWS Lambdaの特徴
AWS Lambdaにはいくつかの特徴があります。
- 自動スケーリング:アクセスが増えると自動的に同時実行数を増やし、負荷に対応できます。
- 従量課金:実行時間とリクエスト回数に応じて課金されるため、使った分だけ支払えばよい仕組みです。
- 多様な言語サポート:Python(パイソン)、Java(ジャバ)、Node.js(ノードジェイエス)など複数のプログラミング言語を利用できます。
- セキュリティ連携:IAM(アイエーエム)と組み合わせることで、細かいアクセス権限管理が可能です。
5. 代表的な利用シーン
AWS Lambdaはさまざまな場面で使われます。
- 画像処理:S3にアップロードされた画像を自動的にリサイズする。
- ログ解析:CloudWatch(クラウドウォッチ)に集めたログを分析する。
- APIバックエンド:API Gatewayと組み合わせて、REST API(レストエーピーアイ)の処理を行う。
- 定期処理:スケジュールを設定してバッチ処理を自動で実行する。
6. AWS Lambdaの使い方の流れ
初心者がLambdaを利用する基本的な流れは次の通りです。
- Lambda関数を作成する。
- コードをアップロードまたはエディタで直接記述する。
- トリガー(例:S3やAPI Gateway)を設定する。
- IAMロールを割り当てて権限を管理する。
- テスト実行をして動作を確認する。
この流れを覚えておけば、サーバーを意識せずにコードをクラウド上で実行できます。
7. 歴史的背景と進化
AWS Lambdaは2014年に発表されたサービスです。当時、クラウドの利用は広がっていましたが、サーバー管理の手間は依然として課題でした。Lambdaの登場により、サーバーレスという新しい開発スタイルが広まり、クラウドの使い方が大きく変わりました。
現在では、サーバーレスアーキテクチャの中心的な存在として多くの企業で利用されています。