AWS PrivateLinkとIAMポリシーの連携方法を完全ガイド!初心者でもわかるセキュアなアクセス管理
生徒
「AWS PrivateLinkとIAMってどうやって連携するんですか?セキュリティ設定とか難しそうです…」
先生
「確かに最初はややこしく見えるけど、大事なポイントを押さえれば簡単だよ。PrivateLink(プライベートリンク)は安全な接続のための仕組みで、IAM(アイエーエム)はアクセス管理の仕組みなんだ。この2つを組み合わせると、より強固なセキュリティが実現できるんだよ!」
生徒
「なるほど!その連携方法を教えてください!」
1. AWS PrivateLink(プライベートリンク)とは?
AWS PrivateLinkは、読み方はプライベートリンクで、AWS内の異なるVPC(ブイピーシー)同士をインターネットを経由せずプライベートに接続するための機能です。
これにより、サービスプロバイダ側はサービスを公開することなく、安全にサービスをコンシューマ側に提供できます。通信はすべてAWS内部で行われ、外部からの攻撃を受けにくくなるというメリットがあります。
2. IAMとは?アクセス制御の要
IAMは、読み方はアイエーエムで、Identity and Access Management(アイデンティティ・アンド・アクセス・マネジメント)の略です。誰が何にアクセスできるかを制御する仕組みです。
AWSでは、ユーザーやロールに対してIAMポリシーを設定し、そのアクセス権を管理します。つまり、PrivateLinkを経由してサービスを利用する際にも、このIAMポリシーによって制限をかけることができます。
3. PrivateLinkとIAMポリシーの役割分担
PrivateLinkとIAMはそれぞれ異なる層でセキュリティを担います:
- PrivateLinkはネットワークレベルでの接続制御
- IAMポリシーはアプリケーションレベルでのアクセス制御
この2つを連携させることで、ネットワーク的にも論理的にもセキュアな構成を作ることができます。
4. IAMポリシーで制御できるもの
IAMポリシーでは、以下のようなリソースや操作を制御することができます:
- PrivateLink経由で接続されるサービスの実行API
- 特定のユーザーやロールからのアクセスの可否
- 時間帯・IPアドレス・VPC条件などのアクセス条件
たとえば「VPCエンドポイントから来たリクエストだけ許可する」といった条件を、IAMポリシーに書くことができます。
5. 条件付きIAMポリシーの書き方
IAMポリシーにはCondition(コンディション)という項目があります。この中に、aws:SourceVpceという条件を使うと、指定のVPCエンドポイント(PrivateLink)経由のアクセスだけ許可する設定ができます。
例:
"Condition": {
"StringEquals": {
"aws:SourceVpce": "vpce-xxxxxxxxxxxxxxxxx"
}
}
これにより、PrivateLinkを通っていない通信はすべて拒否されます。これがゼロトラスト構成にもつながります。
6. サービスプロバイダ側の準備
PrivateLinkでIAM連携を行うには、サービスを提供する側の設定も重要です。主な手順は以下のとおりです:
- Network Load Balancerを使ってサービスを公開
- PrivateLinkサービスを作成
- IAMポリシーで許可するVPCエンドポイントIDを条件指定
これにより、信頼できるVPCからのみサービスにアクセスできるようになります。
7. サービスコンシューマ側の構成
サービスを利用する側では、次の構成が必要です:
- Interface型のVPCエンドポイントを作成
- DNS設定でPrivateLinkの名前解決を有効化
- IAMロールにポリシーをアタッチ
これにより、PrivateLink経由での通信がIAMにより制御される状態になります。
8. CloudWatchやCloudTrailと組み合わせて監査
IAMとPrivateLinkを組み合わせる場合、監査ログの取得も大事です。
- CloudTrail(クラウドトレイル)でAPIアクセス履歴を記録
- CloudWatch Logs(クラウドウォッチログ)でポリシー違反の検知
これらの仕組みにより、「誰がいつ、どこから、何をしたのか」が可視化でき、セキュリティ運用がしやすくなります。
9. よくあるIAMポリシーミスと注意点
- VPCエンドポイントIDの記述ミス → 正確なIDをコピーして使う
- Conditionの位置ミス → 必ずステートメント内に配置
- 必要以上に広い許可 → 最小権限の原則を意識する
IAMは強力ですが、ミスすると意図しないアクセスを許可してしまう可能性があるため、細心の注意が必要です。