カテゴリ: AWS 更新日: 2025/11/24

AWS PrivateLinkを使ったセグメント化とゼロトラスト構成を解説!初心者でもわかるセキュアなサービス接続

AWS PrivateLinkを使ったセグメント化とゼロトラスト構成
AWS PrivateLinkを使ったセグメント化とゼロトラスト構成

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「AWSのセキュリティ対策でゼロトラストとかセグメント化ってよく聞くんですけど、PrivateLinkとどう関係あるんですか?」

先生

「とても大事な話だね。AWS PrivateLink(プライベートリンク)は、セグメント化やゼロトラスト(ゼロトラスト)を実現するための鍵になる技術なんだ。順番に説明していくよ!」

生徒

「なるほど!よろしくお願いします!」

1. AWS PrivateLink(プライベートリンク)とは?

1. AWS PrivateLink(プライベートリンク)とは?
1. AWS PrivateLink(プライベートリンク)とは?

AWS PrivateLinkは、読み方はプライベートリンクで、異なるVPC(ブイピーシー:仮想プライベートクラウド)間で安全に通信するためのサービスです。インターネットやNAT(ナット)を通さずに、プライベートIPアドレスだけで接続できるのが最大の特徴です。

この技術を使うことで、サービスをパブリックに公開せずに共有することが可能になります。たとえば、社内の業務アプリケーションやデータベースなどを、安全な状態で別VPCから利用することができます。

2. セグメント化とは?

2. セグメント化とは?
2. セグメント化とは?

セグメント化は、読み方はセグメントカで、ネットワークを機能や役割に応じて分けることです。これにより、不要な通信を遮断し、セキュリティリスクを最小化する効果があります。

たとえば、開発用VPC・本番用VPC・管理用VPCといったように分けることで、それぞれの通信を意図した範囲に限定することができます。これは、セキュリティだけでなく、運用管理の視点でも重要な考え方です。

3. ゼロトラストとは?

3. ゼロトラストとは?
3. ゼロトラストとは?

ゼロトラストは、読み方はゼロトラストで、「すべての通信を信頼しない」という前提の考え方です。

これまでのネットワークセキュリティは、「社内ネットワークは安全」「外部は危険」という前提で設計されていました。しかし、近年のクラウド化やリモートワークの普及により、この考え方では対応できない時代になっています。

ゼロトラストでは、VPC内部の通信であっても、常に検証・認証を行うことが求められます。

4. AWS PrivateLinkによるセグメント間の接続

4. AWS PrivateLinkによるセグメント間の接続
4. AWS PrivateLinkによるセグメント間の接続

ここでAWS PrivateLinkの出番です。PrivateLinkを使うと、一方のVPCにあるサービスを、別のVPCからセキュアに利用できます。

例えば、以下のような構成が可能です:

  • VPC-A:アプリケーションサーバ
  • VPC-B:データベースサーバ
  • VPC-C:管理・監視サーバ

このとき、VPC-BのデータベースをVPC-Aから利用したい場合、PrivateLinkで接続すれば、インターネットを通さずセグメント間通信ができます。

5. セグメント化とアクセス制御

5. セグメント化とアクセス制御
5. セグメント化とアクセス制御

PrivateLinkを使うことで、特定のサービスだけを他のVPCからアクセス可能にすることができます。これがセグメント化の大きな利点です。

さらに、Security Group(セキュリティグループ)NACL(ネットワークACL)を組み合わせることで、アクセスできるIPやポートを細かく制御可能です。

たとえば、「VPC-Aから、VPC-Bのデータベースに443ポートだけアクセスを許可する」といった設定ができます。

6. ゼロトラスト構成におけるPrivateLinkの役割

6. ゼロトラスト構成におけるPrivateLinkの役割
6. ゼロトラスト構成におけるPrivateLinkの役割

ゼロトラスト構成では、明示的な許可がないと通信できないことが重要です。PrivateLinkは、必要なサービスのみを限定して公開できるため、ゼロトラストの基本思想と非常に相性が良いです。

また、PrivateLinkではサービスコンシューマ側からの一方向通信であり、サービスプロバイダ側からは逆方向にアクセスできないという特性があります。これもセキュリティ強化に役立ちます。

7. DNSと名前解決の工夫

7. DNSと名前解決の工夫
7. DNSと名前解決の工夫

PrivateLinkで作成されたエンドポイントは、専用のDNS名が割り当てられます。これにより、通常のFQDN(エフキューディーエヌ:完全修飾ドメイン名)のように扱えます。

DNS名の自動解決が可能になることで、アプリケーション設定をシンプルに保ちつつ、セグメント化された構成でも柔軟にアクセスができるようになります。

8. ログとモニタリングで強化

8. ログとモニタリングで強化
8. ログとモニタリングで強化

セグメント化やゼロトラスト構成では、通信の可視化と記録も重要です。AWSでは以下のようなサービスを組み合わせて監視が可能です:

  • VPC Flow Logs(読み方はフローログ)で通信のログ取得
  • CloudWatch(クラウドウォッチ)でメトリクスやアラームを設定
  • CloudTrail(クラウドトレイル)でAPI操作履歴の監査

これにより、どこから、いつ、どんな通信が行われたかを確認し、ゼロトラストの原則に沿った運用ができます。

9. ポイントの整理

9. ポイントの整理
9. ポイントの整理
  • セグメント化はネットワークを分けてセキュリティを強化する考え方
  • ゼロトラストは「何も信頼しない」前提で通信を制御する構成
  • AWS PrivateLinkは、両者を実現するための鍵となる技術
  • Security Group・DNS・ログ連携などと併用して活用する
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