カテゴリ: AWS 更新日: 2025/11/01

AWS PrivateLinkでサービスを提供する手順(提供者側の設定)

AWS PrivateLinkでサービスを提供する手順(提供者側の設定)
AWS PrivateLinkでサービスを提供する手順(提供者側の設定)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、AWS PrivateLink(エーダブリュエス プライベートリンク)って使うと便利そうですが、サービスを提供する側はどんな設定をすればいいんですか?」

先生

「良い質問ですね。PrivateLinkを使って自分のサービスを他のユーザーに提供する場合、提供者側の設定が必要です。具体的にはVPCエンドポイントサービスを作成し、そこにネットワークロードバランサーを関連付ける方法を取ります。」

生徒

「なるほど。じゃあ、実際にどんな手順を踏めばいいのか教えてください!」

先生

「それでは、初心者でもわかるように手順をひとつずつ解説していきましょう。」

1. AWS PrivateLinkとは何かを理解しよう

1. AWS PrivateLinkとは何かを理解しよう
1. AWS PrivateLinkとは何かを理解しよう

AWS PrivateLink(エーダブリュエス プライベートリンク)は、インターネットを経由せずに、他のVPC(ブイピーシー:仮想プライベートクラウド)やSaaS(サース:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)と安全に接続できる仕組みです。提供者側はVPCエンドポイントサービスを構築し、利用者側は自分のVPCにエンドポイントを作成して接続します。

2. 提供者側が準備すべきもの

2. 提供者側が準備すべきもの
2. 提供者側が準備すべきもの

サービスを提供する側がAWS PrivateLinkを使うには、いくつかの準備が必要です。

  • サービスを動かすVPCとサブネット
  • ターゲットとなるEC2インスタンスやコンテナ
  • ネットワークロードバランサー(NLB:エヌエルビー)
  • VPCエンドポイントサービスの設定

特にネットワークロードバランサーは、サービスとエンドポイントをつなぐ重要な役割を果たします。

3. ネットワークロードバランサーを作成する

3. ネットワークロードバランサーを作成する
3. ネットワークロードバランサーを作成する

まずはネットワークロードバランサー(Network Load Balancer:ネットワークロードバランサー)を作成します。NLBはレイヤ4で動作するロードバランサーで、VPCエンドポイントサービスと組み合わせることで、他のVPCからセキュアにサービスを利用できるようになります。

作成の流れは次のとおりです。

  1. ロードバランサーの種類で「ネットワークロードバランサー」を選択
  2. 対象のサブネットを指定
  3. リスナー(受け口)を設定
  4. ターゲットグループを作成し、バックエンドのEC2などを登録

4. VPCエンドポイントサービスを作成する

4. VPCエンドポイントサービスを作成する
4. VPCエンドポイントサービスを作成する

NLBを準備できたら、次にVPCエンドポイントサービスを作成します。手順は以下の通りです。

  1. AWSマネジメントコンソールで「VPC」サービスを開く
  2. 「エンドポイントサービス」を選択し、新規作成
  3. 関連付けるNLBを指定
  4. 利用者の接続承認を必須にするかを設定
  5. 作成したサービスに一意の名前(サービス名)が付与される

このサービス名を、利用者に伝えることで接続してもらえるようになります。

5. 承認とアクセス制御の設定

5. 承認とアクセス制御の設定
5. 承認とアクセス制御の設定

利用者が接続要求を送ってきた場合、提供者側が承認することで接続が確立されます。承認方式は次の2つです。

  • 手動承認:利用者ごとに提供者が手動で承認する。
  • 自動承認:特定のAWSアカウントや組織に対して自動的に承認する。

また、IAM(アイエーエム:Identity and Access Management)ポリシーを利用して、利用可能なアカウントを制御できます。

6. サービス提供の具体例

6. サービス提供の具体例
6. サービス提供の具体例

例えば、ログ収集サービスを提供する場合を考えてみましょう。提供者側はEC2でログ受け取りアプリケーションを動かし、NLBを介してエンドポイントサービスを公開します。利用者は自分のVPCからVPCエンドポイントを作成して接続することで、安全にログを送信できます。

このように、金融、医療、セキュリティ分野など高いセキュリティが求められる業界でPrivateLinkは広く活用されています。

7. 初心者向けのたとえ

7. 初心者向けのたとえ
7. 初心者向けのたとえ

AWS PrivateLinkでサービスを提供する手順を日常に例えると「社員専用の受付口」を作るようなものです。提供者は社員証を持つ人だけ通れる入口を準備し、利用者はその入口を通って安全に会社に入ります。外部の正面玄関(インターネット)を通らないので、安全で安心なのです。

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