カテゴリ: AWS 更新日: 2025/12/06

AWS Route 53でサブドメインを設定・管理する方法をわかりやすく解説!初心者にもできるドメイン管理入門

AWS Route 53でサブドメインを設定・管理する方法
AWS Route 53でサブドメインを設定・管理する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「自分のホームページを作ろうと思っていて、サブドメインっていうのを使いたいんですが、AWSでできるんですか?」

先生

「はい、AWS(エーダブリューエス)にはRoute 53(ルート・フィフティースリー)というドメイン管理サービスがあって、そこでサブドメインの設定ができますよ。」

生徒

「Route 53ってなんですか?どうやって使えばいいんですか?」

先生

「それでは、Route 53の基本やサブドメインの設定方法を、わかりやすく説明していきましょう!」

1. AWS Route 53(ルート・フィフティースリー)とは?

1. AWS Route 53(ルート・フィフティースリー)とは?
1. AWS Route 53(ルート・フィフティースリー)とは?

AWS(エーダブリューエス)とは、Amazonが提供するクラウドコンピューティングサービスのことです。その中のサービスのひとつがRoute 53(ルート・フィフティースリー)です。

Route 53は、読み方は「ルート・フィフティースリー」と読み、DNS(ディーエヌエス)=ドメインネームシステムを管理するためのサービスです。DNSとは、たとえば「example.com」といったドメイン名を、実際のIPアドレス(アイピーアドレス)に変換するしくみのことです。

Route 53では、以下のようなことができます:

  • ドメイン名の取得
  • ドメイン名とサーバーの関連付け
  • サブドメインの管理

今回は、この中でも「サブドメインの設定方法」にしぼって解説します。

2. サブドメインとは何か?読み方と意味

2. サブドメインとは何か?読み方と意味
2. サブドメインとは何か?読み方と意味

サブドメインは、読み方は「サブドメイン」で、元のドメインを細かく分けて使う仕組みのことです。

たとえば、あなたが「example.com」というドメインを持っているとします。これに対して、以下のように用途別にわけて使うことができます:

  • blog.example.com(ブログ用)
  • shop.example.com(ネットショップ用)
  • mail.example.com(メール用)

これがサブドメインです。Route 53を使うことで、こうした設定を簡単に行うことができます。

3. Route 53でサブドメインを設定する手順

3. Route 53でサブドメインを設定する手順
3. Route 53でサブドメインを設定する手順

以下の手順で、AWS Route 53でサブドメインを設定できます。

  1. AWSにログインする(まだアカウントがない場合は作成)
  2. Route 53の画面を開く
  3. 「ホストゾーン(Host Zone)」を作成、または既存のドメインのゾーンを選択
  4. 「レコードを作成」ボタンを押す
  5. 名前にサブドメインを入力(例:blog
  6. タイプを選択(例:Aレコード=エーレコード、またはCNAME=シーネーム)
  7. ルーティング先のIPアドレスやホスト名を入力
  8. 保存して完了

これで、blog.example.comのようなサブドメインが設定されます。

4. 設定の例:サブドメインを別サーバーに向ける

4. 設定の例:サブドメインを別サーバーに向ける
4. 設定の例:サブドメインを別サーバーに向ける

たとえば、あなたのホームページは「example.com」で運用していて、ブログだけ別のサーバーで運用したいとします。このとき、blog.example.comを別のIPアドレスに向けることができます。

設定例:

  • レコード名:blog
  • タイプ:Aレコード(IPアドレスを直接指定)
  • 値:192.0.2.123(ブログサーバーのIP)

このように、Route 53では簡単に設定できるので、自分だけの構成を自由につくれます。

5. ホストゾーン(Host Zone)とは?

5. ホストゾーン(Host Zone)とは?
5. ホストゾーン(Host Zone)とは?

ホストゾーンとは、読み方はホストゾーンで、あるドメインに関するDNS情報をまとめて管理するためのエリアのことです。Route 53では、サブドメインを設定するために、このゾーンを編集します。

たとえば、あなたが「example.com」のホストゾーンを持っていれば、その中にいくつでもサブドメインの設定ができます。

6. よくある質問:AレコードとCNAMEの違い

6. よくある質問:AレコードとCNAMEの違い
6. よくある質問:AレコードとCNAMEの違い

サブドメインを設定するとき、「Aレコード」と「CNAME(シーネーム)レコード」のどちらを使うかで迷うことがあります。

簡単に説明すると:

  • Aレコード: IPアドレスを直接指定
  • CNAMEレコード: 他のドメイン名に転送(例:blog.example.com → myblog.otherdomain.com

もしIPアドレスが分かっている場合はAレコード、他のサービス(WixやShopifyなど)を使っているならCNAMEレコードを使うと便利です。

7. サブドメインが反映されるまでの時間

7. サブドメインが反映されるまでの時間
7. サブドメインが反映されるまでの時間

Route 53でサブドメインを設定したあと、インターネット上でその変更が反映されるまでには少し時間がかかります。

この時間を「伝播時間(デンパジカン)」といい、早ければ数分、遅い場合は最大で48時間ほどかかることもあります。

8. ドメインやDNSの専門用語にふれよう

8. ドメインやDNSの専門用語にふれよう
8. ドメインやDNSの専門用語にふれよう

記事の中で出てきた用語をおさらいしておきましょう。

  • DNS(ディーエヌエス): ドメイン名とIPアドレスを結びつけるしくみ
  • サブドメイン: ドメインを用途別に分けて使うための名前
  • Aレコード: ドメイン名とIPアドレスを直接対応させる
  • CNAMEレコード: ドメイン名と他のドメイン名を結びつける
  • ホストゾーン: ドメイン全体の設定を行うエリア

まとめ

まとめ
まとめ

AWS Route 53を使ったサブドメイン設定は、ホームページやブログ、ショップサイトなど複数のサービスを一つのドメインで運用したいときにとても便利な方法です。今回の記事で触れたように、サブドメインは「blog.example.com」や「shop.example.com」のように用途ごとに名前を分けて柔軟に活用でき、構成を整理しながら管理することができます。Route 53では、ホストゾーンを軸としてドメイン名やサブドメインの設定をまとめて管理するしくみが整っており、AレコードやCNAMEレコードを使い分けながら自由度の高いサイト運用が可能になります。

サブドメインを追加する流れは決して複雑ではなく、「ホストゾーンを開く → レコードを追加 → サブドメイン名を入力 → 種類を選択 → 値を指定」という一連の操作で完了します。特にAレコードとCNAMEレコードの違いを理解しておくと、用途に応じた最適な設定が選べます。IPアドレスを直接指定するAレコードは自前のサーバーへ割り当てたいときに便利で、一方CNAMEレコードは外部サービスや別のドメインに振り向けたい場合に適しています。クラウド上の構成を増やしたいときや外部サービスを組み合わせたいときに役立つ選択肢です。

さらに、DNSの設定は反映されるまでに時間がかかることがあり、この「伝播時間」が初心者には分かりにくい部分でもあります。反映がすぐに見えなくても焦らず、最大48時間程度は余裕を見ることが大切です。また、DNSを管理するうえで「ホストゾーン」という概念をしっかり理解しておくと、複数のレコードをどの階層で管理しているかがすっきり整理され、後から設定を増やす際もスムーズに扱えるようになります。

設定内容のイメージを掴むために、以下にRoute 53でよく使われるサブドメインレコードの例を示します。実際に設定画面で入力する内容と似た形なので、理解の補助になるでしょう。


<RecordSet>
    <Name>blog.example.com.</Name>
    <Type>A</Type>
    <TTL>300</TTL>
    <ResourceRecords>
        <ResourceRecord>
            <Value>192.0.2.123</Value>
        </ResourceRecord>
    </ResourceRecords>
</RecordSet>

このように、サブドメインの設定は単なる追加作業ではなく、サイト構成全体を整理し、用途に応じたアクセスルーティングを行う大切な要素です。ドメイン管理の基本を押さえることで、より自由にインターネットの仕組みを活用できるようになります。Route 53はその管理を強力に支えるサービスであり、サブドメインを柔軟に使い分けたい人にとって心強い存在です。

サンプル補足:CNAMEレコードを使った設定例

外部サービスを利用する場合、CNAMEレコードを使って別のホスト名へルーティングすることも一般的です。以下はその例です。


<RecordSet>
    <Name>shop.example.com.</Name>
    <Type>CNAME</Type>
    <TTL>300</TTL>
    <ResourceRecords>
        <ResourceRecord>
            <Value>myshop.otherdomain.com</Value>
        </ResourceRecord>
    </ResourceRecords>
</RecordSet>

このような設定を組み合わせることで、サブドメインごとに別サービスを紐づけたり用途別にページを整理したりできるため、サイト全体の見通しや拡張性が大幅に高まります。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「サブドメインってただの追加アドレスだと思っていたけど、用途ごとに整理する大事な役割があるんですね。」

先生

「そうなんです。ブログ用、ショップ用など役割を分けることで運用がとても楽になります。Route 53を使えば細かい管理も柔軟にできますよ。」

生徒

「AレコードとCNAMEレコードの違いもよく分かりました。外部サービスを使うときにはCNAMEのほうが便利なんですね。」

先生

「用途によって選べるのがDNS設定の魅力ですね。サブドメインが増えてもホストゾーンで一括管理できるので混乱しません。」

生徒

「反映に時間がかかる理由も納得しました。すぐに変わらなくても慌てなくていいんですね。」

先生

「その通りです。DNSのしくみは時間をかけて広がるタイプなので、落ち着いて待つことも大事です。今回の理解はドメイン管理の基礎として必ず役立ちますよ。」

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