カテゴリ: AWS 更新日: 2025/12/05

AWSのサービス一覧(EC2・S3・RDSなど)と役割まとめ

AWSのサービス一覧(EC2・S3・RDSなど)と役割まとめ
AWSのサービス一覧(EC2・S3・RDSなど)と役割まとめ

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、AWSってEC2やS3、RDSとかいろいろありますけど、何がどう違うんですか?」

先生

「AWS(エーダブリューエス)はクラウドで使える道具箱のようなものです。それぞれサービスごとに役割が違うので、一緒に見ていきましょう。」

生徒

「どんなサービスがあるか一覧でざっくり知りたいです!」

先生

「では、主要なサービスを初心者向けに一覧にして、役割もわかりやすく説明していきますね。」

1. EC2(イーシーツー)|仮想サーバー

1. EC2(イーシーツー)|仮想サーバー
1. EC2(イーシーツー)|仮想サーバー

EC2は、仮想サーバーをインターネット上にレンタルできるサービスです。ざっくり言うと「ネットの中にある自分専用パソコン」を借りるイメージで、そこにホームページやアプリを置いて動かします。

家のパソコンを24時間つけっぱなしにして公開する代わりに、その役割をAWS上のEC2が担ってくれる、という感覚でイメージするとわかりやすいです。電源トラブルや回線の心配はAWS側が面倒を見てくれるので、利用者は中で動かすアプリやWebサイトのことだけ考えればOKです。

【初心者向けのイメージサンプル】

たとえば「趣味のブログサイトを作って、世界中の人に見てもらいたい」と思ったとします。このとき、EC2を1台用意して、その中にブログ用のソフト(WordPressなど)を入れておけば、そのEC2がブログ専用サーバーとして24時間動き続けてくれます。

アクセスが少ないうちは小さなサーバーで十分ですが、人気が出てきたら、より性能の高いサーバーに変更したり、台数を増やしたりできるのもEC2の強みです。最初は「小さく始めて、必要になったら大きくできるレンタルサーバー」と考えておくと理解しやすいでしょう。

プログラミング未経験の方は、まず「EC2=クラウド上のパソコン」と覚えておけば十分です。その上で、後から少しずつOSの種類やサーバーのサイズ、セキュリティ設定などを学んでいくと、無理なくAWSの基礎を身につけられます。

2. S3(エススリー)|ファイル保存

2. S3(エススリー)|ファイル保存
2. S3(エススリー)|ファイル保存

S3は、写真や動画、PDF、バックアップデータなど、あらゆるファイルをインターネット上に保存しておけるストレージサービスです。自分のパソコンの中にある「フォルダ」を、クラウド上にそのまま引っ越したようなイメージで、容量もほぼ無制限に近い感覚で使えます。

大きな特徴は、S3に保存したファイルに対してURLを発行できることです。共有用のURLを1本用意しておけば、メールやチャットに貼るだけで、相手はファイルをダウンロードできます。いちいちファイルを添付し直さなくて良いので、チームでのファイル共有やシステムからのファイル配布にもよく使われます。

【初心者向けのイメージサンプル】

たとえば「家族旅行の写真をたくさん保存しておきたい」「スマホの写真がいっぱいで容量が足りない」という場合を考えてみましょう。このとき、S3に「family-photos」という名前の保存場所(バケット)を用意し、そこに写真データをアップしておけば、インターネットにつながるどの端末からでも同じ写真にアクセスできます。

写真を見せたい家族や友人がいれば、アルバム用のURLを1つ共有するだけで済みます。相手はアカウント登録をしなくてもブラウザから写真を開けるように設定することもできるため、「大量の写真を安全に保管しながら、必要に応じて見せたい人にだけ公開する」という使い方が簡単に実現できます。

プログラミング未経験の方は、まず「S3=インターネット上の大きな荷物置き場」と覚えておくと理解しやすいです。パソコンやスマホが壊れても、S3に置いてあるファイルはそのまま残るので、バックアップ先としても非常に頼りになるサービスです。

3. RDS(アールディーエス)|データベース

3. RDS(アールディーエス)|データベース
3. RDS(アールディーエス)|データベース

RDSは、インターネット上で使えるデータベースを簡単に用意できるサービスです。専門的な知識がなくても、数クリックでデータを保存したり検索したりできる「クラウド上のデータ管理システム」と考えるとイメージしやすいでしょう。

もしEC2で自分でデータベースを構築しようとすると、インストール作業や設定、バックアップ、故障対策など多くの手間が発生します。RDSはそれらの面倒な作業を自動化してくれるため、初心者でも安心して使えるのが大きな魅力です。

【初心者向けのイメージサンプル】

たとえば「会員登録フォームを作って、名前やメールアドレスを保存したい」という場面を考えてみてください。このとき、RDSにデータベースを1つ用意しておけば、そこが“名簿をしまっておく棚”の役割を果たしてくれます。

EC2で動いているWebアプリは、その棚に向かって「新しい人を追加して」「この人の情報を探して」といった指示を送るだけです。RDSはその指示に応じて必要な情報を取り出してくれるので、アプリ側は複雑な仕組みを気にせず利用できます。

プログラミング未経験の方は、「RDS=データを整理して保管してくれるクラウドの引き出し」と覚えるだけでも十分です。自分では難しいデータ管理を自動で任せられるため、学習や小規模アプリの開発にも使いやすいサービスです。

4. Lambda(ラムダ)|サーバーなしで動くプログラム

4. Lambda(ラムダ)|サーバーなしで動くプログラム
4. Lambda(ラムダ)|サーバーなしで動くプログラム

Lambdaは「サーバーレス」という仕組みで、サーバーを自分で準備しなくてもプログラムを実行できるサービスです。特定のタイミングやイベント(ファイルのアップロード、ボタン操作、スケジュールなど)をきっかけに自動で動くため、小さな処理を素早く試したい初心者にも使いやすいのが特徴です。

普段はまったく動いていませんが、必要なときだけ呼び出され、その分だけ料金が発生するので「ちょっとした作業を自動化したい」という場面にぴったりです。たとえば通知メールの送信や画像の自動加工など、簡単なタスクを任せる用途でよく利用されます。

【初心者向けの簡単サンプルコード】

// AWS Lambda(JavaScript)の超シンプルな例
exports.handler = async (event) => {
    return "こんにちは!Lambdaが自動で実行されました!";
};

この例は、Lambdaを動かしたときに「こんにちは!」と返すだけのシンプルなプログラムです。サーバーを用意しなくても、コードを書いて保存すればすぐ実行できます。「必要なときだけ動くミニロボット」のように考えるとわかりやすいでしょう。

プログラミング未経験の人でも、「Lambda=自動で動く小さなプログラムを置いておける場所」と覚えておくと理解しやすいです。作業の手間を減らしたり、ちょっとした処理を試す入口としてもとても使いやすいサービスです。

5. CloudWatch(クラウドウォッチ)|監視とログ

5. CloudWatch(クラウドウォッチ)|監視とログ
5. CloudWatch(クラウドウォッチ)|監視とログ

CloudWatchは、AWS上で動くシステムの状態を見える化してくれるサービスです。サーバーの負荷やエラーの発生状況、メモリ使用量などを自動で集め、必要に応じてアラートを出してくれます。「何か問題が起きていないか」を常に見張ってくれる監視員のような存在です。

ログ(システムが残す記録)もCloudWatchにまとめて保存できるため、「なぜエラーが起きたのか」「どの時間帯でアクセスが増えているのか」などを後から振り返ることができます。初心者でもトラブルの原因を探しやすくなるため、開発・運用どちらにも欠かせないサービスです。

【初心者向けの簡単サンプル】

// LambdaなどからCloudWatchにログを出す簡単な例
console.log("CloudWatchにログが出力されました!");

このコードは、単純にメッセージをCloudWatchへ送るだけのものですが、「いつ」「どんな処理が行われたか」を記録する役割として十分機能します。小さなアプリでもログを残しておくと、後で問題をすぐ発見できるようになります。

プログラミング未経験の方は、「CloudWatch=アプリの健康状態をチェックしてくれる診断ツール」と覚えておくと理解がスムーズです。慣れてくるとアラート設定やダッシュボード作成などもでき、運用がとても楽になります。

6. VPC(ブイピーシー)|ネットワークの土台

6. VPC(ブイピーシー)|ネットワークの土台
6. VPC(ブイピーシー)|ネットワークの土台

VPCは、AWS上に自分専用のネットワーク空間を作るためのサービスです。家でいうと「部屋の間取り」を決めるようなもので、どこにサーバー(EC2)を置くか、どの範囲を外から出入りできるようにするか、といった通信のルールを自由に設計できます。

インターネットから直接アクセスできる場所(公開エリア)と、内部だけで使う場所(非公開エリア)を分けることができるため、セキュリティを保ちながら安全にシステムを運用できるのが大きな特徴です。初心者でも「必要な場所だけを開けて、他は鍵をかけておく」という感覚で理解できます。

【初心者向けのイメージサンプル】

例として「Webサイトとデータベースを安全に動かしたい」場合を考えてみましょう。Webサイト(EC2)は外部からアクセスされる必要があるので公開エリアに置き、データベース(RDS)は外部から触られたくないので非公開エリアに置きます。

このように、VPCでエリアを分けておくと「見せたいものは外に、見せたくないものは内側にしまっておく」という整理ができ、結果として安全で効率の良いシステム構成になります。

プログラミング未経験の方は、「VPC=クラウド上の自分専用ネットワークの間取り図」と覚えておくと理解しやすいです。システムを安全につなぐための基礎となる、大切なサービスです。

7. IAM(アイエーエム)|アクセス管理

7. IAM(アイエーエム)|アクセス管理
7. IAM(アイエーエム)|アクセス管理

IAMは、AWSを安全に使うための「ユーザー管理」と「権限管理」をまとめて行うサービスです。誰がAWSにログインできるのか、どのサービスを触っていいのか、逆に触ってはいけないのか、といったアクセスの範囲を細かく設定できます。企業でも個人開発でも、まず最初に必ず触れるほど重要な仕組みです。

IAMを使うことで「管理者」「閲覧だけ」「特定のサービスだけ操作可能」といった役割を自由に作れるため、必要以上の権限を持たせず、トラブルを防ぐことができます。“必要な人が、必要なところだけ使う”という安全な運用を実現するための中心的なサービスです。

【初心者向けのイメージサンプル】

たとえば、3人でAWSを使うチームがあるとします。

  • 開発担当Aさん → EC2とLambdaを編集できる
  • デザイナーBさん → S3の画像ファイルだけ閲覧できる
  • 管理者Cさん → すべての設定を変更できる

このように、人それぞれに「できること」「できないこと」を指定しておくことで、誤操作や情報漏洩のリスクを減らせます。まるで家の鍵を人数分つくり、入れる部屋を調整するような感覚です。

プログラミング未経験の方は、「IAM=AWSの鍵と鍵穴を管理するサービス」と覚えておくと理解がスムーズです。安全に運用するための土台となるため、最初に設定しておくと安心です。

まとめ

まとめ
まとめ

今回は、あらゆる分野で活用されているAWSの主要サービスについて、初心者でも理解しやすいように具体例を交えながら整理しました。かさねて学ぶほどにそれぞれの役割がつながって見えるようになり、ひとつひとつのサービスがどのような場面で役立つのかを自然に想像できるようになります。とくに、かんたんに使い始められるEC2やS3、RDSは多くの学習者が最初に触れる入り口となるため、今回のまとめでも丁寧にふり返っておきましょう。EC2は自分専用の仮想サーバーとして、アプリやWebサイトを二十四時間うごかすための基盤となります。S3は大量の写真や文書を安全に保持するための信頼性の高い保管場所として、多くのひとに選ばれています。RDSは複雑な設定なしに使えるデータベースとして、名簿や商品情報のような大切なデータを整理しながら保存できる点が大きな利点です。 さらに、Lambdaは小さな処理を自動で動かせる便利な存在で、開発経験がすくない人でも扱いやすい仕組みです。CloudWatchはシステムの状態を監視することで、ふだんは見えにくい内部の動きをていねいに記録してくれます。VPCは安全な通信環境をつくり、IAMは正しい操作を行うための鍵を管理します。このようにAWSのサービスは、それぞれがちがう役割をもつ一方で、おたがいを補い合いながら一つの環境をつくり上げています。 初心者がAWSを学ぶときは、一度にすべてをおぼえる必要はありません。今回のように、一つずつのサービスのイメージをしっかり持ちながら、自分がやりたいことに近い部分から少しずつ実践していくことが理解への近道です。学ぶうちに、サービス同士のつながりが自然と見えてきますし、より高度な操作にも挑戦しやすくなります。AWSは幅ひろく深いサービスではありますが、基礎の仕組みがつかめれば活用の幅は大きく広がります。ぜひ、自分のペースで試しながら理解を育てていってください。

かんたんなサンプルでふりかえる

ここでは、学んだ内容をよりイメージしやすくするため、S3のファイル一覧を取得する例をふたたび紹介します。


aws s3 ls s3://example-bucket/
(example-bucket内のファイル一覧が表示される)

このように、AWSではさまざまな操作をコマンドで行うことができ、くり返し作業の効率化にも役立ちます。最初はむずかしく感じても、実際に手を動かしていくと少しずつ慣れていきます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「今日のまとめでAWSの全体像がだいぶ見えてきました。サービスどうしがつながって動いている感じがわかりました。」

先生

「その感覚はとても大事ですね。EC2やS3、RDSのように役割がちがうサービスが組み合わさることで、大規模な仕組みも柔軟に作れるようになるのです。」

生徒

「VPCやIAMも、ただ設定するだけのものじゃなくて、安全に使うために欠かせないんですね。」

先生

「その通りです。安全に使う仕組みを知っておくことで、安心してアプリを動かしたりデータを管理できるようになります。」

生徒

「これから少しずつ触りながら理解を深めていきたいです。まずはS3とEC2を使った簡単なアプリを作るところから始めてみます!」

先生

「えらいですね。焦らずにゆっくり進めれば大丈夫ですよ。AWSは学び続けるほど楽しくなるので、楽しみながら挑戦してください。」

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