AWSアカウントの作成方法と初期設定のポイント
生徒
「AWSを使ってみたいんですけど、まず何をすればいいんですか?アカウントを作るって聞きましたけど…」
先生
「はい、AWS(エーダブリューエス)を使うには、最初にアカウント作成が必要です。さらに、最初の初期設定も大切なんですよ。」
生徒
「初期設定って難しそう…。パソコンにもあまり慣れてないので心配です。」
先生
「大丈夫です。これから一つずつ、初心者でもわかるように、AWSアカウントの作り方と初期設定のポイントを丁寧に説明しますね。」
1. AWSとは?読み方と意味を確認
AWSは、Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス)の略で、読み方はエーダブリューエスです。クラウドコンピューティング(クラウド型のコンピューターサービス)を提供するサービスで、インターネット経由でいろいろな機能が使えるのが特徴です。
これからAWSを使うためには、まずアカウントを作成する必要があります。
2. AWSアカウントを作成する前に準備するもの
AWSのアカウント作成には、以下のものが必要です:
- メールアドレス(確認メールを受け取るため)
- パスワード(ログインに使います)
- クレジットカード(本人確認や料金支払い用)
- スマートフォン(2段階認証に使うことがあります)
これらがそろっていれば、すぐにアカウント作成に進めます。
3. AWSアカウントの作成手順(初心者向け)
ここでは、2025年現在の最新画面に基づいて、AWSアカウントの作成方法を説明します。
- ブラウザで「https://aws.amazon.com/jp/」にアクセス
- 右上の「AWS アカウントを作成」をクリック
- メールアドレス、パスワード、アカウント名を入力
- 連絡先情報を入力(氏名、住所、電話番号など)
- 支払い方法の登録(クレジットカード)
- 本人確認のためにスマホへ届くコードを入力
- サポートプランを選択(最初は「ベーシックプラン」でOK)
これでAWSのアカウント作成は完了です。
4. ログイン方法とAWSマネジメントコンソール
アカウントを作成したら、「AWSマネジメントコンソール(マネジメント コンソール)」という画面にログインできます。
- 「https://console.aws.amazon.com/」にアクセス
- 登録したメールアドレスとパスワードでログイン
この画面から、AWSのさまざまなサービス(EC2、S3など)を利用できます。
5. 初心者が最初に行うべき初期設定
アカウントを作成したら、次に大切なのが「初期設定」です。これをしておかないと、セキュリティ上のリスクがあったり、予期しない課金が発生する可能性があります。
- ① 多要素認証(MFA)を設定:不正ログインを防ぐためのセキュリティ強化です。
- ② ルートユーザーではなくIAMユーザーを作る:「IAM(アイエーエム)」はアクセスを管理する仕組みです。
- ③ 無料利用枠の範囲を確認:使いすぎて料金が発生しないよう、無料枠を確認しておきましょう。
6. 多要素認証(MFA)って何?
多要素認証(読み方はタヨウソニンショウ)は、ログイン時に「パスワード」だけでなく、スマートフォンでの確認など「もう一つの認証方法」を追加するセキュリティ対策です。
AWSでは「Google Authenticator(グーグル オーセンティケーター)」などのアプリを使って、コードを確認する方法が一般的です。
7. IAMユーザーとは?初心者向けに解説
IAMは「Identity and Access Management(アイデンティティ アンド アクセス マネジメント)」の略で、ユーザーごとに操作できる範囲を決める仕組みです。
アカウント作成後は、最初にできるだけIAMユーザーを作り、そちらで操作をするようにしましょう。ルートユーザー(最初に作った管理者)での作業は最小限にするのが安全です。
8. AWSの無料利用枠とは?
AWSには「無料利用枠(ムリョウリヨウワク)」があります。これは、新しくAWSアカウントを作った人が一定の期間(通常は12か月間)だけ、無料でAWSサービスを試せる制度です。
無料で使えるのはEC2(仮想サーバー)やS3(ファイル保存)、RDS(データベース)などの一部サービスです。使いすぎると料金が発生するので注意しましょう。
9. 初心者におすすめの使い始め方
アカウントと初期設定が終わったら、いよいよAWSを使い始められます。
- 最初は「EC2(イーシーツー)」というサービスで仮想のパソコンを動かしてみましょう。
- または「S3(エススリー)」を使って画像やファイルを保存する体験もおすすめです。
- 使ったサービスは、こまめに「請求ダッシュボード」で料金を確認しましょう。
少しずつ、無理なく学んでいけば大丈夫です。
まとめ
ここまで、AWSアカウントの作成方法から初期設定、そして初心者がつまずきやすいポイントまでを順番に確認しながら学んできました。あらためて振り返ってみると、AWSというクラウドサービスは、一見むずかしそうに思えても、実際には基本の手順を理解すれば誰でも利用を始められる柔軟さと便利さを持っています。とくにアカウント作成は、メールアドレスやパスワード、クレジットカードなど身の回りで用意できる情報だけで進められるため、初めてクラウドに触れる人でも安心して進められる点が大きな魅力です。また、AWSの初期設定では、多要素認証やIAMユーザーの作成など、アカウントを安全に使用するために欠かせないポイントがいくつも存在しており、この流れをしっかり理解しておくことで、より安全で快適なAWS利用が実現できます。 初期設定は、ただの準備作業ではなく、クラウド全体を安全に使うための大事な基盤であるため、ひとつずつ丁寧に進めることがとても重要です。とりわけ多要素認証の設定は、AWSの世界ではほぼ必須といえるほど大切であり、スマートフォンのアプリを使ってログインを確認する仕組みにすることで、不正ログインの心配を大きく減らせます。IAMユーザーの作成に関しても、強力な権限を持つルートユーザーで作業するのではなく、必要な操作範囲に絞ったユーザーを作ることで、事故を防ぎながら安全にクラウドを活用できます。 さらに、AWSの無料利用枠を上手に活かせば、学習や検証目的でクラウドを使う場合でも、費用を抑えながらさまざまなサービスを体験できます。EC2で仮想サーバーを作る体験や、S3で画像やファイルを保存する操作などは、初心者にとってとても学びが多く、クラウドの仕組みを理解する近道になります。また、AWSマネジメントコンソールは日本語にも対応しており、サービスが一覧表示されているため、迷わず使い始められる親切設計となっています。 AWSでは、設定内容を構成ファイルとして扱う場面も多く、以下のような簡単な設定イメージを見ると、クラウドの操作がどのように定義されるのかを具体的にイメージしやすくなります。こうした構成の概念を知っておくと、今後EC2やS3をより高度に扱うときにも役立ちます。
設定イメージのサンプルコード
<InitialSetup>
<User name="starter-user">
<Role>ReadOnly</Role>
<ServiceAccess>
<EC2>true</EC2>
<S3>true</S3>
</ServiceAccess>
</User>
<Security>
<MFA enabled="true">SmartPhone</MFA>
</Security>
</InitialSetup>
このような設定構造は、AWSの世界を理解するうえで役立つ考え方であり、マネジメントコンソールで行う設定も、内部的にはこのように整理されていることを知ると理解が深まります。AWSを使い始める段階では、EC2の起動、S3での保存操作、多要素認証の設定など、ひとつひとつの動作が新しい学びになりますが、少しずつ経験を積み重ねることで、着実にクラウドを扱えるようになっていきます。AWSは世界中で利用されているクラウドサービスであり、多くの企業やサービスがAWSを基盤として成り立っているため、この学びは今後のスキルアップにも確実につながるでしょう。 初めてのアカウント作成、初めてのログイン、初めての多要素認証、本当に基礎となる部分が多い内容でしたが、この基礎をしっかり理解しておくことで、次にEC2やS3の操作に進んだときに迷いが少なくなります。クラウドは難しいというイメージを持ちがちですが、実際に触ってみると意外とシンプルで、慣れてくるととても便利な仕組みであることが実感できます。まずは焦らず、少しずつ自分のペースで進めていくことが大切です。
生徒
「先生、AWSアカウントの作成から初期設定まで、一通り理解できました!思っていたよりわかりやすかったです。」
先生
「よかったね。最初の設定は面倒そうに見えるけれど、クラウドを安全に使うためにとても大切な作業なんだよ。」
生徒
「多要素認証のところは特に印象に残りました。あれを設定しておけば安全性がぐっと高まるんですね。」
先生
「その通り。AWSは便利だけれど、それだけに安全に使うことが欠かせないんだ。IAMユーザーを作ることも同じ理由だね。」
生徒
「IAMユーザーを使う理由がしっかり理解できました。ルートユーザーで全部作業してしまうのは危ないんだなって思いました。」
先生
「そうだね。ルートユーザーは強力な権限を持っていて、もし操作を誤ったり不正アクセスがあったりすると大きな問題になるからね。今日学んだことを実際にAWSで試してみると、もっと実感できるはずだよ。」
生徒
「はい!次はEC2やS3を触ってみて、クラウドの操作にも慣れていきたいと思います。」
先生
「その調子でどんどん進めていこう。AWSは覚えれば覚えるほど楽しくなるから、一緒に学んでいこうね。」