カテゴリ: AWS 更新日: 2026/04/04

AWSのEKSクラスター作成とkubectl管理を完全解説!初心者でもわかるKubernetes入門

EKSクラスターの作成とkubectlを使った管理方法
EKSクラスターの作成とkubectlを使った管理方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「AWSでコンテナを使ったシステムを作りたいのですが、EKSって何をするサービスなんですか?」

先生

「EKSは、AWS上でKubernetesを動かすためのサービスです。サーバー管理を減らしつつ、コンテナをまとめて管理できます。」

生徒

「Kubernetesって聞くと難しそうです。操作はどうやって行うんですか?」

先生

「基本操作はkubectlというコマンドを使います。EKSクラスターを作って、kubectlで管理する流れを順番に見ていきましょう。」

1. AWSのEKSとは何かを初心者向けに解説

1. AWSのEKSとは何かを初心者向けに解説
1. AWSのEKSとは何かを初心者向けに解説

AWSのEKSは、正式名称をAmazon Elastic Kubernetes Serviceといい、Kubernetesを簡単に使えるようにしたマネージドサービスです。Kubernetesは、コンテナ化されたアプリケーションをまとめて管理する仕組みで、複数のサーバーにまたがる処理を自動化できます。

初心者の方は、EKSを「たくさんのDockerコンテナを安全に動かすための司令塔」とイメージすると理解しやすくなります。AWSがKubernetesの管理部分を担当するため、利用者はアプリケーション開発に集中できます。

2. EKSクラスターの意味と構成要素

2. EKSクラスターの意味と構成要素
2. EKSクラスターの意味と構成要素

EKSクラスターとは、Kubernetesを動かすためのひとまとまりの環境です。クラスターの中には、コントロールプレーンと呼ばれる管理部分と、実際にアプリケーションが動くノードがあります。

コントロールプレーンはAWS側で管理され、ノードはEC2で構成されるのが一般的です。この仕組みにより、障害が起きても自動的に復旧しやすく、安定した運用が可能になります。

3. EKSクラスター作成前に必要な準備

3. EKSクラスター作成前に必要な準備
3. EKSクラスター作成前に必要な準備

EKSクラスターを作成する前に、AWSアカウント、IAMユーザー、VPCの基礎知識が必要です。また、ローカル環境にはAWS CLIとkubectlをインストールします。

kubectlはKubernetesを操作するための専用コマンドで、EKS管理では必須のツールです。これらを準備することで、AWSと自分のパソコンを安全に接続できます。

4. AWS CLIを使ったEKSクラスターの作成手順

4. AWS CLIを使ったEKSクラスターの作成手順
4. AWS CLIを使ったEKSクラスターの作成手順

AWS CLIを使うと、コマンド操作でEKSクラスターを作成できます。初心者の方は、まず仕組みを理解することが大切です。


aws eks create-cluster \
--name sample-eks-cluster \
--region ap-northeast-1 \
--role-arn arn:aws:iam::123456789012:role/EKSRole
{
    "cluster": {
        "name": "sample-eks-cluster",
        "status": "CREATING"
    }
}

このコマンドでは、クラスター名、リージョン、IAMロールを指定しています。作成には数分かかり、完了すると利用可能になります。

5. kubectlの基本とEKSへの接続方法

5. kubectlの基本とEKSへの接続方法
5. kubectlの基本とEKSへの接続方法

kubectlは、Kubernetesを操作するための公式ツールです。EKSクラスターに接続するには、設定情報を更新します。


aws eks update-kubeconfig \
--region ap-northeast-1 \
--name sample-eks-cluster
Added new context arn:aws:eks:ap-northeast-1:123456789012:cluster/sample-eks-cluster

この設定により、kubectlからEKSクラスターを操作できるようになります。初心者の方は、接続設定が成功したかを必ず確認しましょう。

6. kubectlでクラスター情報を確認する方法

6. kubectlでクラスター情報を確認する方法
6. kubectlでクラスター情報を確認する方法

kubectlを使うと、現在接続しているクラスターの状態を確認できます。まずはノード情報を見てみましょう。


kubectl get nodes
NAME                                           STATUS   ROLES    AGE   VERSION
ip-192-168-1-10.ap-northeast-1.compute.internal Ready    <none>   10m   v1.28.0

この結果から、ノードが正常に動作しているかが分かります。STATUSがReadyであれば問題ありません。

7. サンプルアプリをデプロイして動作確認

7. サンプルアプリをデプロイして動作確認
7. サンプルアプリをデプロイして動作確認

次に、簡単なサンプルアプリをEKSにデプロイします。ここでは、nginxコンテナを使います。


apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  name: nginx-sample
spec:
  replicas: 1
  selector:
    matchLabels:
      app: nginx
  template:
    metadata:
      labels:
        app: nginx
    spec:
      containers:
      - name: nginx
        image: nginx:latest

この設定ファイルをkubectlで適用すると、EKS上でコンテナが起動します。

8. kubectlを使った日常的なEKS管理のポイント

8. kubectlを使った日常的なEKS管理のポイント
8. kubectlを使った日常的なEKS管理のポイント

kubectlでは、Podの確認、ログの取得、削除など多くの操作が可能です。例えば、Pod一覧を確認する場合は次のようにします。


kubectl get pods
NAME                            READY   STATUS    AGE
nginx-sample-7d8f9c8c9b-abcde   1/1     Running   3m

初心者のうちは、「確認する」「状態を見る」操作を中心に覚えると、EKS管理の理解が深まります。

まとめ

まとめ
まとめ

本記事では、AWSのEKSクラスター作成からkubectlによる管理方法までを、Kubernetes初心者でも理解できるように段階的に解説してきました。EKSは、AWSがKubernetesのコントロールプレーンを管理してくれるマネージドサービスであり、インフラ運用の負担を大きく減らしながら、コンテナオーケストレーションを実現できる点が大きな特徴です。KubernetesやEKSという言葉は難しく感じやすいですが、実際の流れはクラスターを作成し、kubectlで接続し、リソースの状態を確認しながらアプリケーションを動かすというシンプルな構造になっています。

EKSクラスターの理解では、クラスターという概念が単なるサーバー一台ではなく、複数のノードと管理機能をまとめた環境であることが重要なポイントでした。AWS EKSでは、コントロールプレーンの可用性やセキュリティをAWS側が担保してくれるため、利用者はノードやアプリケーションの管理に集中できます。この仕組みは、クラウド時代のインフラ運用において非常に重要であり、オンプレミス環境との大きな違いでもあります。

また、AWS CLIとkubectlの役割を整理することも重要です。AWS CLIはAWSの各種サービスを操作するための共通ツールであり、EKSクラスターの作成や設定変更に利用します。一方、kubectlはKubernetes専用の管理コマンドであり、PodやDeployment、Nodeなどのリソースを操作します。この二つを正しく使い分けることで、EKS環境を安全かつ効率的に運用できます。

kubectlでノードやPodの状態を確認する操作は、EKS運用の基本中の基本です。STATUSがReadyやRunningになっているかを確認するだけでも、システム全体の健全性を把握できます。初心者の段階では、いきなり高度な設定に挑戦するよりも、状態確認や情報取得のコマンドを繰り返し実行し、Kubernetesの考え方に慣れることが大切です。

サンプルとして紹介したnginxのDeploymentは、EKS上でアプリケーションを動かす最小構成の例です。YAMLファイルで構成を定義し、kubectlで適用することで、同じ構成を何度でも再現できます。この宣言的な管理方法こそがKubernetesの大きな特徴であり、手動作業によるミスを減らし、安定した運用を支えています。AWS EKSとkubectlを組み合わせることで、クラウドネイティブなシステム構築が現実的な選択肢になります。


apiVersion: v1
kind: Pod
metadata:
  name: summary-sample
spec:
  containers:
  - name: nginx
    image: nginx:latest

上記のようなシンプルな定義でも、EKSクラスター上では自動的にスケジューリングされ、ノード上でコンテナが起動します。Kubernetesの仕組みを理解すると、なぜEKSが大規模システムで採用されているのかが自然と見えてきます。AWS EKS、Kubernetes、kubectlというキーワードは、今後のクラウドエンジニアにとって欠かせない基礎知識です。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「EKSって難しいと思っていましたが、クラスターを作ってkubectlで確認する流れが分かってきました。」

先生

「それは良い理解ですね。EKSはKubernetesの管理をAWSに任せられるので、最初の一歩として最適です。」

生徒

「kubectlでノードやPodの状態を見るだけでも、システムの動きが見える感じがしました。」

先生

「その感覚がとても大切です。まずは確認と理解を重ねて、少しずつDeploymentやServiceに挑戦していきましょう。」

生徒

「AWS EKSとKubernetesの基礎がつながって理解できました。次は実際の運用も学んでみたいです。」

先生

「その意欲があれば大丈夫です。EKSとkubectlを使いこなせれば、クラウド環境での開発と運用が一気に広がります。」

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