カテゴリ: AWS 更新日: 2025/12/09

AWS EC2のAMI(イメージ)を作成する手順

AWS EC2のAMI(イメージ)を作成する手順
AWS EC2のAMI(イメージ)を作成する手順

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「EC2インスタンスにいろいろ設定したんですが、間違って消したらどうしようって不安です…」

先生

「そういうときに役立つのが、AMI(エーエムアイ)という仕組みです。インスタンスの状態を保存して、あとから復元できるようにできますよ。」

生徒

「それってバックアップみたいなものですか?どうやって作るんですか?」

先生

「はい、バックアップのようなものです。今から、初心者でもできるAMIの作り方をわかりやすく説明していきますね。」

1. AMIとは?意味と読み方を知ろう

1. AMIとは?意味と読み方を知ろう
1. AMIとは?意味と読み方を知ろう

AMIとは「Amazon Machine Image(アマゾン・マシン・イメージ)」の略で、読み方はAMI(エーエムアイ)です。

AMIは、EC2インスタンスの状態を保存しておけるイメージ(コピー)です。ソフトウェアの設定やファイル、アプリなどを含んだままの形で保存できます。

たとえば、自分で設定したサーバーを別の環境にコピーしたいとき、トラブルが起きたときに元に戻したいときに便利です。

2. AMIを作成するタイミングは?

2. AMIを作成するタイミングは?
2. AMIを作成するタイミングは?

AMIは、次のようなときに作成すると安心です。

  • サーバーの設定が終わって、本番で使う前
  • アプリをインストールして、動作確認ができたあと
  • 何か大きな変更をする前のバックアップとして

こまめにAMIを作っておくと、万が一のときにも安心して元に戻せます。

3. AMIの作成に必要なもの

3. AMIの作成に必要なもの
3. AMIの作成に必要なもの

AMIを作成するには、以下の条件を満たしておく必要があります。

  • 作成したいEC2インスタンスが存在している
  • そのインスタンスが起動中(running状態)または停止中(stopped状態)である
  • AWSのマネジメントコンソールにログインできる

とくにむずかしい準備はいりません。AWSアカウントがあれば誰でも利用できます。

4. AMIを作成する手順

4. AMIを作成する手順
4. AMIを作成する手順

それでは、実際にEC2インスタンスからAMIを作成する方法を説明します。

  1. AWSマネジメントコンソールにログイン
    ブラウザでAWS公式サイトにアクセスし、「ルートユーザー」でログインします。
  2. EC2サービスを選択
    上部の検索バーに「EC2」と入力し、サービスを開きます。
  3. インスタンス一覧を表示
    左側メニューの「インスタンス」から、AMIを作成したいインスタンスを探して選びます。
  4. 「イメージを作成」を選ぶ
    インスタンスを右クリック、または上部メニューから「イメージとテンプレート」→「イメージを作成」を選びます。
  5. AMIの名前と説明を入力
    わかりやすい名前(例:backup-2025-06)を入力して、必要なら説明文も追加します。
  6. 「イメージを作成」ボタンをクリック
    設定内容を確認してから、ボタンを押すとAMIの作成が始まります。

5. AMI作成の進行状況を確認する方法

5. AMI作成の進行状況を確認する方法
5. AMI作成の進行状況を確認する方法

AMIの作成が完了するまで、数分かかることがあります。進行状況は以下の手順で確認できます。

  1. 左側メニューの「イメージ」→「AMI」をクリック
  2. 一覧に自分の作成したAMIが表示され、「ステータス」が「available(使用可能)」になると完了

まだ「pending(ペンディング)」となっている場合は、しばらく待ちましょう。

6. AMIから新しいインスタンスを作成する方法

6. AMIから新しいインスタンスを作成する方法
6. AMIから新しいインスタンスを作成する方法

作成したAMIは、あとから新しいEC2インスタンスとして使うことができます。

  1. 「AMI」画面で、作成済みのイメージを選択
  2. 「インスタンスの起動」ボタンをクリック
  3. 通常のインスタンス作成手順と同じように、タイプやキーペアを選んで起動

こうすることで、以前の状態とまったく同じインスタンスをもう一度作ることができます。

7. AMIの保存場所と料金について

7. AMIの保存場所と料金について
7. AMIの保存場所と料金について

AMIは、AWSのEBS(イービーエス:Elastic Block Store)というストレージに保存されます。読み方はEBS(イービーエス)です。

AMI自体の作成は無料ですが、保存するためのストレージ料金が発生します。長期間使わない場合は、不要なAMIを削除することでコストを抑えることができます。

料金は「GB(ギガバイト)」単位でかかるため、大きなAMIほど高くなる傾向があります。

まとめ

まとめ
まとめ

EC2インスタンスの設定を安全に保管しておけるAMI(エーエムアイ)は、AWSを使ううえで非常に重要な仕組みです。この記事を通して、AMIとは何か、どのようなタイミングで作成すべきなのか、実際の作成手順、保存場所、料金などを具体的に理解できたはずです。サーバー構築やアプリ開発の現場では、想定しないトラブルが突然起きることがあります。設定を誤って削除してしまったり、動作確認のための変更が戻せなくなったりするリスクは誰にでもあります。そんな時にAMIがあれば、EC2インスタンスの状態を丸ごと復元できるため、まさに「安心の保険」として機能します。

AMIは、サーバーの状態を完全なコピーとして保存しておくことで、本番環境の保守や予備インスタンスの生成、テスト環境の複製に大きく役立ちます。初心者でもAWSマネジメントコンソールを使えば数クリックで作成でき、進行状況もわかりやすく管理できます。特に、重要なアプリケーションを運用する前や、設定を大きく変更する前には、必ずAMIを作成しておく習慣を身につけると良いでしょう。EC2インスタンスの安定運用を考えるうえで不可欠な作業です。

また、AMIはEBS(イービーエス)ストレージに保存されるため、保存容量に応じた料金が発生します。AMIの作成自体は無料でも、放置し続けると不要なコストが積み重なる場合があります。運用が長くなるほど、過去のAMIが増えていくため、定期的に不要なAMIを削除し、コスト削減につなげることも大切です。AWSを上手く活用するためには「必要なものは残し、不要なものは整理する」意識も欠かせません。

さらに、AMIを使えば新しいインスタンスを素早く立ち上げることができ、環境を統一したり、バックアップ戦略を強化したりできます。開発環境と本番環境の違いによる問題を防ぐためにも、AMIを使った複製は効果的です。たとえば、一度動作確認がとれた環境から複数のインスタンスを起動し、負荷に応じてスケールアウトする構成にも応用できます。柔軟なAWSの特徴を最大限にいかすためにも、AMIの理解はとても重要です。

以下に、AMI作成時に確認しておくべき項目を整理したサンプルチェックリストを示します。このように事前確認を習慣づけることで、より安全でスムーズなEC2運用につながります。


【AMI作成チェックリスト】
・インスタンスが running または stopped 状態であるか確認
・アプリの動作確認が完了しているか
・パッケージ更新や設定反映が済んでいるか
・不要なログやキャッシュが残っていないか
・AMIに付ける名前と説明に日付や用途を含める
・作成後にステータスが available になるまで待つ

チェックリストを活用することで、AMIを作ったものの必要なファイルが足りなかった…といったトラブルも避けられます。復元できるという安心感はクラウド運用において大きなメリットであり、それがAMIの価値と言えます。

■ AMI一覧を取得するAWS CLIコマンド例

AMIを管理するときに役立つコマンド例も紹介しておきます。


aws ec2 describe-images --owners self
{
    "Images": [
        {
            "ImageId": "ami-0abcd1234ef567890",
            "Name": "backup-2025-06",
            "State": "available"
        }
    ]
}

このように CLI を利用することで、コンソールを開かずともAMIの一覧や状態を確認できます。自動化スクリプトと組み合わせれば、定期バックアップなどの仕組みも作れます。

AMIはEC2運用に欠かせない重要な機能です。初めてAWSを扱う方でも慣れていけば、日々の運用がぐっと楽になります。サーバーを安全に保ちながら柔軟に運用するためにも、AMI作成と管理の流れをしっかり理解し、実際に手を動かしてみるとより深く学べるでしょう。

先生と生徒の振り返り会話

生徒:AMIってただのバックアップだと思っていましたけど、インスタンスを複製したり、新しい環境を素早く作れたり、とても便利なんですね!

先生:そうなんです。AMIはバックアップでもあり、環境テンプレートでもあります。使い方を知っておくことで、AWSの運用効率が格段に上がりますよ。

生徒:作成自体はシンプルでしたけど、EBSの料金がかかるっていう点も理解しておかないといけないんですね。

先生:はい。AMIを作りすぎるとストレージ料金が増えてしまうので、定期的な整理が大切です。必要なものだけ保管しておきましょう。

生徒:AMIから新しいインスタンスを起動できるのも便利でした。テスト環境づくりにも使えそうです!

先生:その通りです。同じ構成を複数用意できるので、開発や検証にもぴったりですね。今回覚えた流れを実際の操作に生かしてみましょう。

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