AWS EC2の料金プランを比較!オンデマンド・リザーブド・スポット
生徒
「EC2を使ってみたいんですが、料金が心配です。どれくらいかかるんですか?」
先生
「EC2には、オンデマンド・リザーブド・スポットという3つの料金プランがあります。使い方によって、料金が大きく変わるので、知っておくと安心ですよ。」
生徒
「3つもあるんですね…。それぞれどう違うんですか?」
先生
「では、ひとつずつやさしく説明していきましょう!」
1. EC2の料金プランとは?
AWS(エーダブリューエス)のEC2(イーシーツー)は、クラウド上で仮想サーバー(カソウサーバー)を使えるサービスです。EC2は使った時間や方法によって料金が変わるのが特徴です。
料金プランには、次の3つがあります:
- オンデマンドインスタンス(読み方:オンデマンド)
- リザーブドインスタンス(読み方:リザーブド)
- スポットインスタンス(読み方:スポット)
それぞれの特徴を知っておくと、自分の使い方に合った料金プランを選べるようになります。
2. オンデマンドインスタンスとは?
オンデマンドインスタンスは、必要なときにすぐ使える料金プランです。予約なしで自由に使え、使った分だけ料金が発生します。
たとえば、「1時間だけ試してみたい」「急に必要になった」というときにぴったりです。サーバーを使っている間だけ料金がかかり、停止すると課金も止まります。
初心者が最初に試すときや、短時間の利用にはとても便利です。無料利用枠(フリーワク)もオンデマンド方式です。
3. リザーブドインスタンスとは?
リザーブドインスタンスは、1年または3年単位であらかじめ使う量を予約しておく料金プランです。
「リザーブ(Reserve)」は「予約する」という意味で、長期間同じEC2インスタンスを使い続けるときにお得になります。
たとえば、毎日動かすシステムやサービスに使う場合、オンデマンドよりも最大で約7割安くなります。ただし、一度契約すると途中でやめられないのが注意点です。
4. スポットインスタンスとは?
スポットインスタンスは、AWSの空いているリソースを一時的に安く使える料金プランです。
通常の料金よりも大幅に割引されることがあり、短時間の処理や実験に使われます。ただし、AWS側の都合で途中でインスタンスが止められることがあります。
そのため、重要な作業には向きませんが、安く大量の処理をしたいときには便利です。
5. 料金プランの違いを表で比較
| プラン名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| オンデマンド | 予約なしで、使った分だけ料金 | 初心者・短期利用 |
| リザーブド | 長期予約で割引料金 | 長期間使うサービス |
| スポット | 空き時間を格安で使える | テスト・実験・一時利用 |
6. 初心者はどの料金プランがおすすめ?
初心者にはオンデマンドインスタンスが一番おすすめです。理由は、使いたいときにすぐ始められ、使い終われば料金が止まるからです。
また、AWSの無料利用枠もオンデマンドに含まれており、1年間は一定の条件で無料で使うことができます。
まずはオンデマンドで操作に慣れてから、用途に応じてリザーブドやスポットの利用を検討するのが安心です。
7. 料金はどうやって確認するの?
料金は、AWSマネジメントコンソールの「請求ダッシュボード」から確認できます。「ダッシュボード」とは、状況や情報を一覧で見られる画面のことです。
また、料金を計算するには、公式の「AWS Pricing Calculator(エーダブリューエス・プライシング・カリキュレーター)」が便利です。使用予定のサービスや時間を入力すると、だいたいの料金が表示されます。
まとめ
ここまで、AWS EC2の料金プランについて、オンデマンドインスタンス、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスという三つの仕組みを中心に学んできました。EC2はクラウド上で仮想サーバーを利用できる便利なサービスですが、料金の考え方を正しく理解していないと、想定よりも高い請求が発生してしまうことがあります。そのため、EC2を使い始める前に料金プランの違いや特徴を理解することは、とても重要なポイントです。
オンデマンドインスタンスは、必要なときにすぐ利用でき、使った時間分だけ支払う仕組みです。契約や予約が不要で、初心者でも扱いやすく、学習や検証、短期間の利用に向いています。AWSの無料利用枠もオンデマンド方式が基本となっているため、初めてEC2を触る人にとって安心して試せる環境が用意されています。サーバーを起動すれば課金が始まり、停止すれば料金が止まるという分かりやすさも、大きなメリットです。
リザーブドインスタンスは、一定期間EC2を使い続けることが決まっている場合に力を発揮します。一年や三年といった長期利用を前提に予約することで、オンデマンドと比べて大幅な割引を受けることができます。毎日稼働する業務システムや、本番環境のサーバーなど、長期間安定して使うケースでは、コスト削減の効果が非常に高くなります。一方で、途中解約ができない点や、利用計画をしっかり立てる必要がある点には注意が必要です。
スポットインスタンスは、AWS側で余っているリソースを活用する仕組みで、非常に安価にEC2を利用できるのが特徴です。ただし、AWSの都合によってインスタンスが突然停止する可能性があるため、常に動かし続ける必要があるシステムや重要な処理には向いていません。その代わり、テスト、実験、大量データの一時的な処理など、途中で止まっても問題ない用途では、大きなコストメリットを得られます。
これら三つの料金プランは、どれが優れているというよりも、使い方や目的によって適切な選択が変わります。初心者や学習目的であればオンデマンドインスタンス、長期運用が前提のサービスであればリザーブドインスタンス、コストを最優先した一時的な処理であればスポットインスタンスというように、状況に応じて使い分けることが重要です。
また、EC2の料金はインスタンスの種類やリージョン、ストレージ、通信量などによっても変わります。そのため、AWSマネジメントコンソールの請求ダッシュボードで定期的に利用状況を確認したり、AWS Pricing Calculatorを使って事前に料金を見積もったりする習慣をつけることが、無駄なコストを防ぐためのポイントになります。
サンプル設定イメージ
以下は、EC2インスタンスを利用する際に設定ファイルや構成を管理するイメージとしてのサンプルです。実際の運用では用途に応じて調整が必要ですが、学習用として全体像をつかむ参考になります。
EC2インスタンス設定
インスタンスタイプ 小規模
料金プラン オンデマンド
利用目的 学習用検証環境
稼働時間 必要なときのみ起動
生徒
「EC2の料金って難しそうだと思っていましたが、オンデマンド、リザーブド、スポットの違いを知ると、意外と分かりやすいですね。」
先生
「そうですね。大切なのは、それぞれの料金プランの特徴を理解して、自分の使い方に合ったものを選ぶことです。」
生徒
「最初はオンデマンドで練習して、慣れてきたらリザーブドやスポットも検討すると良さそうだと感じました。」
先生
「その考え方はとても良いですね。学習段階では無理に安さを追求せず、分かりやすさと安全性を優先するのがおすすめです。」
生徒
「料金の確認方法や、事前に計算できるツールがあることも知れて安心しました。これなら無駄な出費を防げそうです。」
先生
「その通りです。EC2は使い方次第でとても便利なサービスなので、料金の仕組みを理解して、上手に活用していきましょう。」