カテゴリ: AWS 更新日: 2025/12/19

AWSで基本的なセキュリティ対策を実践する方法

AWSで基本的なセキュリティ対策を実践する方法
AWSで基本的なセキュリティ対策を実践する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、AWSを使い始めたんですが、セキュリティってどうすればいいんでしょうか?専門用語が多くて不安です…。」

先生

「とても大事なポイントですね。AWSでは、最初に知っておくべき基本的なセキュリティ対策があります。今回は、難しい言葉をできるだけ使わずに、初心者の人でもできる設定方法を紹介しますね。」

生徒

「それなら助かります!なるべく簡単に教えてください!」

先生

「もちろんです。それでは、基本的なAWSのセキュリティ対策について、順番に見ていきましょう。」

1. セキュリティ対策(読み方:セキュリティタイサク)とは?

1. セキュリティ対策(読み方:セキュリティタイサク)とは?
1. セキュリティ対策(読み方:セキュリティタイサク)とは?

セキュリティ対策とは、外部からの不正なアクセスや、個人情報や大切なデータが漏れてしまうことを防ぐための取り組み全般を指します。 AWS(エーダブリューエス)はインターネット経由で利用するクラウドサービスのため、何も考えずに使ってしまうと、第三者から狙われる可能性もあります。 そのため、最初の段階で基本的なセキュリティの考え方を知っておくことがとても重要です。

AWSでは、クラウド上のサーバーやファイル、設定情報を安全に守るための仕組みが最初から用意されています。 代表的なものとして、他人に勝手にログインされないようにする「パスワード管理」や「多要素認証」、 そして「誰が・どこまで操作できるか」を決める「アクセス権限の管理」などがあります。 これらは専門知識がなくても、画面の案内に従うだけで設定できるのが特徴です。

たとえば、家の鍵をかけずに外出すると危険なのと同じように、 AWSでも最低限のセキュリティ対策をしておかないと安心して使うことができません。 まずは「守る意識を持つ」ことが、AWSセキュリティ対策の第一歩になります。


AWSセキュリティ対策の基本イメージ
・ログインできる人を決める
・操作できる内容を制限する
・不審な動きに気づけるようにする

2. AWSアカウントのルートユーザーは使わない

2. AWSアカウントのルートユーザーは使わない
2. AWSアカウントのルートユーザーは使わない

AWSに登録したときに最初に作られるアカウントを「ルートユーザー(ルートユーザー)」といいます。 このルートユーザーは、AWSアカウント全体を管理できる特別な存在で、すべてのサービスや設定を自由に操作できる非常に強い権限を持っています。 そのため、もし情報が漏れてしまうと、アカウント全体が危険な状態になってしまいます。

こうした理由から、ルートユーザーは日常的な作業では使わず、初期設定や支払い情報の確認など、 本当に必要な場面だけに限定して利用するのが基本的な考え方です。 普段の作業では、権限を制限した別のユーザーを使うことで、万が一の操作ミスや不正利用のリスクを減らせます。

たとえば、家の「マスターキー」を毎日の外出に持ち歩かず、 普段は必要最低限の鍵だけを使うイメージです。 AWSでも同じように、ルートユーザーは大切に保管し、通常のログインには使わないようにしましょう。


AWSアカウントの使い分けイメージ
・ルートユーザー:初期設定や支払い管理のみ
・通常作業用ユーザー:日常的な操作を担当

3. IAMユーザーを作成しよう(読み方:アイエーエムユーザー)

3. IAMユーザーを作成しよう(読み方:アイエーエムユーザー)
3. IAMユーザーを作成しよう(読み方:アイエーエムユーザー)

IAMとは「Identity and Access Management(アイデンティティ アンド アクセス マネジメント)」の略で、 AWS上でユーザーを作成し、「誰がAWSにログインできるか」「どこまで操作してよいか」を管理するための仕組みです。 AWSを安全に使うためには、権限が強すぎるアカウントをむやみに使わず、作業内容に合ったユーザーを用意することが大切です。

IAMユーザーを使うと、「この人はS3のファイルを見るだけ」「この人はEC2を起動できる」といったように、 操作できる範囲を細かく決められます。たとえば、複数人で作業する場合でも、 全員が同じ強い権限を持つ必要はありません。必要な作業だけできるようにしておくと、 うっかり重要な設定を変更してしまう事故も起きにくくなります。

初心者の方でも、AWSの管理画面から手順に沿って進めればIAMユーザーは作成できます。 まずは「作業用のユーザーを作って、そのユーザーでログインする」という流れを覚えるだけでも、 AWSセキュリティの考え方がぐっと分かりやすくなります。


IAMユーザーのイメージ(役割で分ける)
・管理担当:設定の確認や管理作業だけ
・作業担当:日常の操作だけ(必要な範囲のみ)
・閲覧担当:情報を見るだけ(変更はできない)

4. 多要素認証(MFA)を有効にする

4. 多要素認証(MFA)を有効にする
4. 多要素認証(MFA)を有効にする

多要素認証(タヨウソニンショウ、MFA)は、ログイン時にパスワードだけでなく、 もう一つ別の確認を追加して安全性を高める仕組みです。 具体的には、IDとパスワードを入力したあとに、スマートフォンの認証アプリに表示される6桁のコードも入力します。 これにより、もしパスワードが第三者に知られてしまっても、スマートフォンを持っていない相手はログインできません。

イメージとしては、家の鍵に加えて「暗証番号付きの鍵」をもう一つ付けるようなものです。 どちらか一方だけでは入れない状態になるので、不正ログイン対策としてとても効果的です。 AWSでは、ルートユーザーだけでなくIAMユーザーにもMFA(エムエフエー)を設定できるため、 日常的に使うユーザーほど早めに有効化しておくと安心です。

初心者の方は「スマホがないとログインできなくなるのでは」と心配になるかもしれませんが、 実際にはスマホを手元に置いておく習慣が付くだけで、ログインの流れ自体は難しくありません。 普段のログインに一手間増える代わりに、アカウントを守る力がぐっと強くなります。


MFAログインの流れ(簡単な例)
1 パスワードを入力する
2 スマホの認証アプリを開く
3 表示された6桁コードを入力する

5. 強力なパスワードを使おう

5. 強力なパスワードを使おう
5. 強力なパスワードを使おう

パスワードは簡単な文字列ではなく、英字・数字・記号を組み合わせた長めのものにしましょう。たとえば、「password123」ではなく、「K7#qX!9zTmP」など、予測されにくい文字列にします。

どうしても覚えにくい場合は、信頼できる「パスワード管理ソフト(パスワードカンリソフト)」を使うのも1つの方法です。

6. アクセスキーの管理に注意する

6. アクセスキーの管理に注意する
6. アクセスキーの管理に注意する

AWSでは、プログラムやツールからアクセスするために「アクセスキー(アクセスキー)」というものを使います。アクセスキーは、IDとパスワードのようなもので、第三者に知られると不正に使われてしまう危険があります。

アクセスキーは以下のように扱うのが安全です。

  • 必要ないときは無効化する
  • 定期的に削除・再発行する
  • 外部のウェブサイトや共有フォルダに保存しない

7. セキュリティアラートをメールで受け取る設定

7. セキュリティアラートをメールで受け取る設定
7. セキュリティアラートをメールで受け取る設定

セキュリティアラートとは、不正アクセスの疑いがある操作や設定変更があったときに通知される警告です。AWSでは「CloudTrail(クラウドトレイル)」や「SNS(エスエヌエス)」というサービスを使って、ログイン履歴を記録したり、メールで通知したりできます。

初心者の方でも、「誰かが海外からログインした」などの異常があればすぐに気づけるようになります。

8. 定期的にセキュリティ設定を見直そう

8. 定期的にセキュリティ設定を見直そう
8. 定期的にセキュリティ設定を見直そう

AWSを安全に使い続けるには、1度設定して終わりではなく、定期的に設定を見直すことが大切です。

  • 使っていないユーザーやアクセスキーを削除する
  • 不要なサービスを停止する
  • IAMユーザーの権限が適切か確認する

こうした定期的なチェックが、クラウドセキュリティを強化する第一歩になります。

まとめ

まとめ
まとめ

AWSで実践する基本的なセキュリティ対策の総まとめ

この記事では、AWSを使い始めた初心者の方でも理解しやすいように、基本的なセキュリティ対策について順を追って解説してきました。 AWSは非常に便利なクラウドサービスですが、インターネットを通じて利用する以上、セキュリティ対策は欠かせません。 何も設定せずに使い始めてしまうと、不正アクセスや情報漏えいといったリスクが高まってしまいます。 そのため、AWSの学習と同時に、正しいセキュリティの知識を身につけることがとても重要です。

まず理解しておきたいのは、AWSでは「誰が」「何を」「どこまでできるのか」を明確に管理できる仕組みが用意されているという点です。 ルートユーザーは最も強い権限を持つ特別な存在であり、日常的な作業には使わず、IAMユーザーを作成して運用することが基本となります。 この考え方を身につけるだけでも、AWSのセキュリティレベルは大きく向上します。

IAMと多要素認証による安全なアクセス管理

IAMユーザーを利用することで、操作できる範囲を細かく制御できる点は、AWSセキュリティ対策の中でも特に重要なポイントです。 必要最低限の権限だけを付与することで、万が一アカウント情報が漏れてしまった場合でも、 被害を最小限に抑えることができます。 これはクラウドセキュリティの基本的な考え方であり、AWSを使い続ける上で必ず意識しておきたいポイントです。

さらに、多要素認証を有効にすることで、パスワードだけに頼らない安全なログイン環境を構築できます。 スマートフォンの認証アプリと組み合わせることで、第三者による不正ログインを大幅に防ぐことが可能です。 特にルートユーザーと管理権限を持つIAMユーザーには、多要素認証の設定が強く推奨されます。

アクセスキーとパスワード管理の重要性

AWSでは、プログラムやツールから操作する際にアクセスキーを利用します。 このアクセスキーは非常に強力な認証情報であるため、管理方法を誤ると重大なセキュリティ事故につながります。 不要なアクセスキーは削除し、定期的に見直す習慣を持つことが、安全なAWS運用につながります。

また、パスワードについても、推測されやすい文字列は避け、英字や数字、記号を組み合わせた強力なものを設定することが重要です。 パスワード管理ソフトを活用すれば、複雑なパスワードでも安全に管理できます。 こうした基本的な対策の積み重ねが、AWSのセキュリティを支える土台になります。

セキュリティ確認を習慣化するための考え方

AWSのセキュリティ対策は、一度設定して終わりではありません。 定期的にユーザーや権限、アクセスキーの状態を確認し、不要なものを整理することが大切です。 CloudTrailなどのログ機能や、メール通知を活用することで、 不審な操作や異常なログインにいち早く気づける環境を整えることも重要なポイントです。


AWSセキュリティ見直しの基本項目
・IAMユーザーの権限確認
・多要素認証の設定状況確認
・不要なアクセスキーの削除
・ログイン履歴のチェック

このように、定期的な確認を習慣化することで、 AWSを安全に、そして安心して使い続けることができます。 セキュリティ対策は難しいものではなく、基本を押さえて継続することが何よりも大切です。

先生と生徒の振り返り会話

生徒:

「AWSのセキュリティって難しいイメージがありましたが、 ルートユーザーを使わないことや、IAMユーザーを作ることなど、 基本を守るだけでもかなり安全になるんですね。」

先生:

「その通りです。AWSは仕組みを理解すれば、 初心者の方でもしっかりとしたセキュリティ対策ができます。 大切なのは、最初に正しい運用方法を身につけることです。」

生徒:

「多要素認証やアクセスキーの管理も、 これからは意識して設定を見直していこうと思います。 定期的なチェックも忘れないようにします。」

先生:

「とても良い心がけですね。 AWSのセキュリティは、日々の積み重ねが大切です。 基本を守りながら、安心してクラウドを活用していきましょう。」

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