AWS RDSのデータ移行方法を解説!DMSとインポートで簡単にクラウドへ引っ越し
生徒
「先生、AWSのRDSにデータを移したいんですが、どうすればいいんですか?今は別のサーバーにあります。」
先生
「それなら、AWS DMSやデータインポートを使えば簡単に移行できますよ。」
生徒
「DMS?なんだか難しそうですね…。初心者にもできますか?」
先生
「大丈夫!DMS(ディーエムエス)はデータを自動で移すサービスですし、インポート方法も手順を追えばわかりやすいです。一緒にやり方を見てみましょう。」
1. データ移行とは?
データ移行(イコウ)とは、ある場所にあるデータを別の場所へコピーまたは移動する作業のことです。
AWS(エーダブリューエス)のRDS(アールディーエス)にデータベースを移行することで、クラウド上で安全・高速にデータを使えるようになります。
2. AWS DMSとは?
AWS DMS(ディーエムエス)とは「Database Migration Service(データベース・マイグレーション・サービス)」の略で、データベースを別の場所へ自動で移すためのサービスです。
例えば、オンプレミス(自社のサーバー)にあるMySQL(マイエスキューエル)から、AWS RDSへデータを移行できます。
大きなデータも、止めずに移行できるのが特徴です。
3. データ移行方法の種類
- AWS DMSを使う方法:データを自動で移行。大規模でも安心。
- データインポート(手動):CSVファイルなどを使って、小規模のデータを移す方法。
この記事では、両方の手順をやさしく説明します。
4. AWS DMSを使ったデータ移行の手順
- AWSマネジメントコンソールにログインします。
- 「DMS」と検索し、DMSの画面を開きます。
- 「レプリケーションインスタンス」を作成します(データ移行のための中継サーバー)。
- 「エンドポイント」を作成します(送信元と受信先の接続設定)。
- 「移行タスク」を作成します(どのデータを移すか設定)。
- 「開始」を押すとデータ移行が始まります。
DMSは、データ移行中も元のシステムを止めずに動かせるのがメリットです。
5. データインポートの手順(CSVファイルの場合)
- ExcelやツールでCSV(読み方:シーエスブイ)ファイルを作成します。
- RDSで使っているデータベース(例:MySQL)に接続します。
- 以下のようなコマンドでデータをインポートします:
LOAD DATA LOCAL INFILE 'data.csv'
INTO TABLE users
FIELDS TERMINATED BY ','
LINES TERMINATED BY '\n'
IGNORE 1 LINES;
この方法は、小規模なデータ移行に向いています。
6. データ移行時の注意点
- データの形式が一致しているか確認する(文字コードなど)
- 移行先に同じテーブル構造があることを確認
- 移行後のデータが正しく入っているかテストする
トラブルを防ぐため、少量のテスト移行から始めると安心です。
7. DMSのメリットとデメリット
メリット:
- 大容量のデータも移行可能
- サービスを止めずに使い続けられる
- 自動で差分を同期できる
デメリット:
- 設定項目が多いため、初めてだとやや複雑
- 一部、非対応のデータベース形式がある
8. 用語の読み方と意味(初心者向け)
- AWS(エーダブリューエス):Amazon Web Services。クラウドサービス。
- RDS(アールディーエス):Relational Database Service。クラウド型のデータベース。
- DMS(ディーエムエス):Database Migration Service。データベースを移すサービス。
- CSV(シーエスブイ):Comma-Separated Values。データをカンマで区切った形式のファイル。
- レプリケーション:データのコピーを別の場所に作ること。
- オンプレミス:自社にある物理サーバー。
- インポート:外部のデータを取り込むこと。
まとめ
AWSのRDS(アールディーエス)へデータを安全かつ確実に移行するためには、作業の流れを正しく理解し、状況に応じて最適な移行方法を選ぶことがとても大切です。この記事で取り上げたように、AWS DMS(ディーエムエス)を使う方法と、CSVファイルを利用したインポート手順は、それぞれメリットと特徴があり、扱うデータ量や移行したいシステムの性質によって、使い分けることで効率的にクラウド移行を進められます。特に、オンプレミスのデータベースをAWS RDSへ移行するケースでは「止めずに移行できる」という点が大きな魅力で、実際のサービスを継続しながら安全にデータの引っ越しを進められるのは非常に心強いポイントです。
また、初心者がつまずきやすいのは「データ形式の違い」や「文字コードの不一致」など、気づきにくい細かな問題点です。移行元と移行先のテーブル構造やデータ型、文字コード、改行コードなどが揃っていないと、エラーが生じたり、正しく取り込めないケースがあるため、事前の確認とテストが欠かせません。とくに、DMSのエンドポイント設定における接続情報、移行タスクのフィルタ条件、権限設定などは丁寧に確認しておくことで、移行作業の成功率が高まります。逆に、これらを怠ると「データが途中で欠けてしまう」「特定の行が読み込めない」など、後から修正が必要になる場面が多くなるため注意が必要です。
さらに、データインポートを使う場合には、CSV形式の正しい作り方を理解しておくことがスムーズな移行につながります。適切にカンマ区切りで整形し、不要な空白や改行が入り込まないよう意識することで、エラーを防ぎながらインポートが成功します。例えば、RDSのMySQLへ取り込むケースでは、次のようにLOAD DATA構文を活用できます。
LOAD DATA LOCAL INFILE 'data.csv'
INTO TABLE users
FIELDS TERMINATED BY ','
LINES TERMINATED BY '\n'
IGNORE 1 LINES;
AWS環境に慣れてきたら、DMSのログ機能やタスクモニタリングを使って移行の進み具合を確認する方法も覚えておくと便利です。どのテーブルが何件移行されたのか、どのタイミングで同期されたのか、エラーはあるのかなど、詳細な情報を確認できるため、移行後の検証作業が非常にやりやすくなります。
移行タスクの状態をAWS CLIで確認したい場合には、次のようなコマンドで状況を把握することもできます。
aws dms describe-replication-tasks
{
"ReplicationTasks": [
{
"Status": "running",
"ReplicationTaskIdentifier": "sample-task"
}
]
}
このような情報を活用しながら、データ移行作業の全体像をつかんでいくことで、より正確で安全なクラウド運用が実現します。クラウド移行は単にデータを移すだけではなく、その先の運用、可用性、セキュリティを意識した設計へとつながる大切なステップでもあります。AWS RDSにデータを移すことで、バックアップ、スケーリング、可用性向上など多くの利点を享受できるため、移行作業を通じてクラウドの仕組みへの理解が深まるのは大きな学びとなります。
最後に、移行を成功させるためのポイントとして「少量のテスト移行」「移行元と移行先の構造確認」「ログを使った検証」「必要に応じた追加同期」を忘れないようにしましょう。こうした丁寧な確認を積み重ねることで、どのような環境でも安心してデータ移行ができるようになります。
生徒
「先生、DMSとCSVインポートの違いがよく分かりました!大量のデータを移すならDMSが向いているんですね。」
先生
「その通りです。止めずに移行できるのも大きなメリットですよ。インポートは小規模なデータで使うと効果的ですね。」
生徒
「CSVの書き方も重要なんですね。インポートコマンドの意味も少し理解できました!」
先生
「えらいですね。データ移行は一度覚えると応用がきくので、今日の内容はこれからも役に立ちますよ。」
生徒
「次はDMSのログを使った確認方法も試してみたいです。ありがとうございました!」