AWS S3を静的ウェブサイトとして公開する方法
生徒
「先生、S3(エススリー)でホームページを公開できるって聞いたんですけど、本当ですか?」
先生
「はい、本当です。AWS S3には『静的ウェブサイトホスティング(セイトク ウェブサイト ホスティング)』という機能があって、HTMLだけのページをインターネットで公開できますよ。」
生徒
「パソコンが苦手でも公開できますか?」
先生
「もちろんです。設定も簡単ですし、初心者でも安心して使えますよ。これから手順をやさしく説明していきますね。」
1. 静的ウェブサイトホスティングとは?
静的ウェブサイトホスティングは、読み方はセイトク ウェブサイト ホスティングで、HTMLやCSS、画像だけで構成されたウェブサイトを公開する仕組みです。動的なプログラム(PHPやデータベース)は不要です。
2. 事前に必要なもの
- AWSアカウント
- S3バケット(作成済みであること)
- 公開したいHTMLファイル(index.htmlなど)
- Webブラウザ(ChromeやEdgeなど)
3. バケットの設定を変更する
- AWSマネジメントコンソールにログイン
- S3サービスを開き、目的のバケットを選択
- 「プロパティ」タブをクリック
- 「静的ウェブサイトホスティング」セクションを探す
- モードを「有効」にして、インデックスドキュメント名を入力(例:index.html)
これで、S3がウェブサイト風にファイルを見せてくれるようになります。
4. ファイルをアップロードする
- 「オブジェクト」タブに移動
- 「アップロード」ボタンをクリック
- index.htmlやCSS、画像ファイルを選択
- アップロードオプションで「パブリック読み取りアクセスを許可」チェックを入れる
- アップロードを完了
これで、ファイルを誰でも見られるようになります。
5. URLを確認する
「静的ウェブサイトホスティング」設定画面に表示されたURL(例:https://my-bucket.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com)をブラウザで開くと、自分のウェブサイトが表示されます。
6. エラーページの設定
404ページなど、存在しないページを表示するための「エラードキュメント(例:error.html)」を作成し、静的ホスティング設定画面で指定できます。
これにより、訪問者に親切なエラーページを見せられます。
7. カスタムドメインを使いたいとき
S3のデフォルトURLの代わりに、自分のドメイン(例:www.example.com)で公開したい場合は、Route 53などのDNSサービスでCNAME(Cネーム)やAレコードを使ってバケットに名前を結び付けます。
これによって、本格的なWebサイト公開ができるようになります。
8. HTTPS(SSL)対応にしよう
S3単独ではSSL対応のURLを取得できません。HTTPS公開にはCloudFront(クラウドフロント=CDN)とACM(証明書管理)を使って設定する必要があります。
初心者向けには、まずHTTPで動作確認してから、次にHTTPS対応にチャレンジするとよいでしょう。
9. メリットと注意点
- メリット:サーバー不要・費用は低コスト・公開設定は簡単
- 注意点:動的な処理はできない・HTTPS対応には追加設定が必要
10. 初心者におすすめの使い方
- ポートフォリオページや簡単な企業案内サイトを公開したい人
- ホームページを低コストで持ちたい人
- まずはS3の基本を覚えたい人にぴったり
AWS初心者でも安心して使える公開方法なので、ぜひ試してみてください。