AWS Shieldの課金体系とコスト対策を徹底解説!初心者でもわかるDDoS対策の料金構造
生徒
「AWSのDDoS対策に使うAWS Shieldって、料金はどうなっているんですか?高そうで心配です…」
先生
「とても良い視点ですね。AWS Shieldには無料で使えるものと有料のプランがあって、実は意外とコストを抑える方法もあるんです。」
生徒
「えっ、無料でもDDoS攻撃から守れるんですか?」
先生
「そうなんですよ。では、AWS Shieldの課金体系とコスト対策について、わかりやすく説明していきましょう。」
1. AWS Shieldとは?
AWS Shieldは、読み方はAWS Shield(エーダブリューエス シールド)という、分散型サービス妨害攻撃(DDoS)からクラウド上のアプリケーションを守るためのDDoS対策サービスです。DDoSとは、大量のアクセスでサーバーを停止させる攻撃のことです。
AWS Shieldは、世界中のデータセンターと連携し、大規模なDDoS攻撃に対してリアルタイムで防御します。
2. AWS Shieldのプランは2種類
AWS Shieldには、次の2つのプランがあります。
- AWS Shield Standard(スタンダード):無料で利用可能
- AWS Shield Advanced(アドバンスト):月額料金あり
まずは、それぞれの違いを解説していきます。
3. AWS Shield Standardは完全無料!
スタンダードプランは、読み方はStandard(スタンダード)という、無料で提供されているDDoS防御機能です。
AWSが提供するすべてのサービス(EC2やElastic Load Balancing、CloudFrontなど)に自動で適用され、事前設定は必要ありません。
例えば、DDoS攻撃で通信量が急増しても、AWSのインフラ全体で吸収してくれるため、初心者でも簡単に使えます。
4. AWS Shield Advancedの課金体系
一方で、より高度な防御を求める場合は、有料のAWS Shield Advancedを利用します。
Shield Advancedの料金体系は次のとおりです。
- 基本料金:1つのアカウントあたり月額3,000ドル(約45万円)
- 保護リソース単位で課金されることはない
この料金は少し高く感じるかもしれませんが、専門家による24時間365日のサポートや、攻撃時の自動アラート・通知、料金補償制度(保護クレジット)などが含まれています。
特に大規模なWebサービスやEコマースサイトでは、ビジネス損失を防ぐための保険的な役割として重要です。
5. AWS Shield Advancedの料金補償とは?
AWS Shield Advancedには、DDoS攻撃によるコストの補償制度があります。これは、DDoS攻撃によって増加したAWSリソースの料金を払い戻してくれる仕組みです。
たとえば、攻撃によりCloudFrontやElastic Load Balancingのデータ転送量が急増し、請求が高額になった場合でも、申請することで補填されることがあります。
この制度はDDoSコスト保護(DDoS Cost Protection)と呼ばれ、Shield Advancedの大きなメリットです。
6. コストを抑えるための具体的な対策
ここでは、AWS Shieldを利用しつつコストを抑えるためのポイントを紹介します。
- まずはShield Standardで様子を見る
ほとんどの中小規模サイトでは、Shield Standardで十分な防御ができます。 - CloudFrontなどのCDNと組み合わせる
AWSのCDNであるCloudFrontと併用すると、DDoS攻撃の影響をさらに減らせます。 - WAF(Web Application Firewall)との併用
読み方はWAF(ワフ)という。AWS WAFと連携することで、アプリケーション層の攻撃も防ぎつつ、Shield Advancedの機能を補完できます。 - 必要なときだけShield Advancedを使う
キャンペーン中など、一時的に攻撃リスクが高まる時期だけShield Advancedを契約するのも一つの方法です。
7. AWS Shieldの課金に関する注意点
最後に、課金に関して特に気をつけておきたいポイントをまとめます。
- Shield Standardは無料でも、自動適用される
- Shield Advancedは手動で有効化が必要
- 月額3,000ドルは日割りされないため、契約した瞬間に1か月分が課金されます
- 契約解除しないと翌月も自動継続される点に注意しましょう
Shield Advancedを有効化したまま忘れて放置すると、高額な費用がかかることになるので、運用ルールをしっかり決めておくことが重要です。