カテゴリ: AWS 更新日: 2025/12/16

AWS Shieldでのトラフィック分析レポートの見方をやさしく解説!初心者向けDDoS対策の第一歩

AWS Shieldでのトラフィック分析レポートの見方
AWS Shieldでのトラフィック分析レポートの見方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、AWS ShieldってDDoS攻撃を防いでくれるって聞いたんですが、攻撃されたかどうかはどうやって分かるんですか?」

先生

「いい質問ですね。AWS Shieldでは、トラフィックの状況をレポートで確認できるようになっているんですよ。」

生徒

「レポートって難しそうですけど、初心者でも読めるんですか?」

先生

「大丈夫。今日はそのAWS Shieldのトラフィック分析レポートの見方を、わかりやすく説明していきますね。」

1. AWS Shieldとは?読み方と基本機能

1. AWS Shieldとは?読み方と基本機能
1. AWS Shieldとは?読み方と基本機能

AWS Shield(エーダブリューエス シールド)は、分散型サービス拒否攻撃(DDoS攻撃)からクラウド上のサービスを守るためのマネージド型セキュリティサービスです。 AWS上のEC2、Elastic Load Balancer、CloudFront、Route 53などのサービスを自動的に保護してくれます。

AWS Shieldには2つのプランがあります。「Shield Standard(無料)」と「Shield Advanced(有料)」です。 今回紹介するトラフィック分析レポートは、主にShield Advancedで利用できる機能です。

2. トラフィック分析レポートとは?意味と目的

2. トラフィック分析レポートとは?意味と目的
2. トラフィック分析レポートとは?意味と目的

トラフィック分析レポートとは、読み方はトラフィック ブンセキ レポートで、AWS Shieldが検出した通信の傾向や異常なリクエスト数、攻撃の種類などを時系列で可視化する仕組みです。 DDoS攻撃が発生したとき、何が起きたか・どのくらいの規模だったかを把握するための重要な情報源です。

これにより、攻撃の有無を確認したり、再発防止の対策を考えたりすることができます。

3. レポートの確認場所と表示方法

3. レポートの確認場所と表示方法
3. レポートの確認場所と表示方法

トラフィック分析レポートは、AWSマネジメントコンソールから確認できます。Shield Advancedを有効にしたあと、以下のように操作します。

  1. AWSマネジメントコンソールにログイン
  2. 「AWS Shield」を選択
  3. 「攻撃レポート」または「トラフィックレポート」のタブを開く
  4. 対象のリソースと期間を選択

表示されるグラフでは、トラフィックの急増・攻撃タイプ・通信元IPの国別情報などがわかります。

4. 見るべきポイント1:トラフィック量の推移

4. 見るべきポイント1:トラフィック量の推移
4. 見るべきポイント1:トラフィック量の推移

レポートで最初に注目したいのが「トラフィック量の推移」です。通常時と比べて、特定の時間帯に急激な増加があるかを確認します。 突然のトラフィック増加は、DDoS攻撃のサインであることが多いです。

AWS Shieldでは、通常時と比較してどの程度異常だったかを「ベースライン」として表示してくれるので、初心者でも直感的に把握しやすいです。

5. 見るべきポイント2:攻撃タイプの確認

5. 見るべきポイント2:攻撃タイプの確認
5. 見るべきポイント2:攻撃タイプの確認

トラフィック分析レポートには、検出された攻撃の種類も表示されます。 たとえば、UDPフラッドTCP SYNフラッドHTTPリクエストフラッドなどです。

それぞれの読み方と特徴を簡単にまとめると:

  • UDPフラッド(ユー・ディー・ピー フラッド):大量の無意味なパケットを送信する
  • TCP SYNフラッド(ティー・シー・ピー シン フラッド):接続開始だけを繰り返す攻撃
  • HTTPリクエストフラッド:Webサーバーに大量のリクエストを送って負荷をかける

攻撃の種類によって対策方法も変わるため、この情報は非常に重要です。

6. 見るべきポイント3:通信元の情報

6. 見るべきポイント3:通信元の情報
6. 見るべきポイント3:通信元の情報

レポートでは、攻撃の送信元IPアドレスや、そのIPの属する国や地域も表示されます。 特定の国からの通信が集中している場合、ジオブロック(地理的ブロック)などの対策を検討するきっかけになります。

この情報は、CloudFrontやWAF(ダブリューエーエフ)と連携してフィルタリングする際にも活用できます。

7. レポートを活用したセキュリティ強化の流れ

7. レポートを活用したセキュリティ強化の流れ
7. レポートを活用したセキュリティ強化の流れ

レポートは「見て終わり」ではなく、「次の行動」に活かすことが重要です。たとえば:

  • 攻撃のタイミングに合わせてCloudFrontやWAFのルールを調整
  • セキュリティグループのポート設定を見直す
  • マネージドルールセットを導入して、自動防御の精度を上げる
  • VPCフローログやCloudWatch Logsで継続的に監視

こうした対応を積み重ねることで、AWS環境全体のセキュリティを強化することができます。

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