AWS Global AcceleratorをTerraformで管理する方法をやさしく解説!初心者でもできるIaC入門
生徒
「AWS Global Acceleratorって、コードで管理することもできるんですか?」
先生
「もちろん可能です。Terraform(テラフォーム)というツールを使えば、AWSの設定をコードで管理できます。」
生徒
「Terraformって初めて聞きました…。AWS Global Acceleratorの設定もできるんですか?」
先生
「はい、それでは今回は、AWS Global Accelerator(エーダブリューエス グローバルアクセラレーター)をTerraformで管理する基本的な方法を一緒に見ていきましょう。」
1. Terraform(テラフォーム)とは?
Terraform(テラフォーム)は、インフラをコードで定義・管理できるツールです。これは「Infrastructure as Code(インフラストラクチャ アズ コード)」、略してIaC(アイエーシー)と呼ばれる考え方に基づいています。
クラウド環境の設定やリソース作成を、人の手でポチポチ操作するのではなく、テキストファイルにまとめて自動化することで、ミスを減らし、繰り返し同じ構成を作ることができます。
Terraformは、HashiCorp(ハシコープ)という企業が開発しており、AWS(エーダブリューエス)やGCP(ジーシーピー)、Azure(アジュール)など、さまざまなクラウドサービスに対応しています。
2. AWS Global Accelerator(グローバルアクセラレーター)とは?
AWS Global Acceleratorは、グローバルネットワーク上でアプリケーションのパフォーマンスを向上させるサービスです。世界中のユーザーに最適な経路でアクセスさせることで、低遅延・高可用性を実現します。
例えば、東京に住んでいるユーザーがアメリカにあるアプリにアクセスするとき、Global Acceleratorを使えばAWSの高速ネットワークを経由して素早くつながります。
3. TerraformでAWS Global Acceleratorを管理する流れ
TerraformでAWS Global Acceleratorを管理するには、以下のようなステップがあります。
- ① Terraformのインストール
- ② AWS認証情報の設定
- ③ Terraformコード(.tfファイル)の作成
- ④ terraform init/plan/applyの実行
それぞれ順番に見ていきましょう。
4. TerraformのインストールとAWS認証
まず、Terraformの公式サイトから自分のパソコンにインストールします。
次に、AWS CLI(エーダブリューエス シーエルアイ)を使って、認証情報を設定します。
aws configure
このコマンドを実行すると、AWSのアクセスキーやリージョンを登録できます。これでTerraformがAWSにアクセスできるようになります。
5. TerraformコードでGlobal Acceleratorを定義する
TerraformでGlobal Acceleratorを作成するには、aws_globalaccelerator_acceleratorというリソースを使います。
以下は基本的な例です:
resource "aws_globalaccelerator_accelerator" "example" {
name = "my-accelerator"
ip_address_type = "IPV4"
enabled = true
}
これでAcceleratorが定義されます。他にも以下のようなリソースが必要です:
- ・リスナー(
aws_globalaccelerator_listener) - ・エンドポイントグループ(
aws_globalaccelerator_endpoint_group) - ・エンドポイント設定(例:ALBやEC2など)
すべてをコードで管理できるため、手作業よりもミスが減り、再現性も高くなります。
6. terraform init/plan/applyで反映する
コードが書けたら、次は実行ステップです。
terraform init:初期化terraform plan:どんな変更が行われるかを確認terraform apply:実際にAWSに反映
一度作った設定はコードとして残るので、後から見直すことも簡単です。
7. コードで管理するメリットとは?
TerraformでAWS Global Acceleratorを管理するメリットは多くあります。
- ● 同じ構成を何度でも作れる(再現性)
- ● バージョン管理ができる(変更履歴の追跡)
- ● ミスが減る(手作業なし)
- ● 他の人とも共有しやすい(チームでの運用)
特にAWSのような大規模なクラウド環境では、手作業でリソースを作成すると、どうしてもミスが出ます。Terraformなら、その心配が大きく減ります。
8. 注意点とおすすめの書き方
Terraformのコードは、わかりやすくコメントを入れたり、リソースに論理的な名前を付けたりすることで、あとから読んだときにも混乱しにくくなります。
また、環境ごと(開発・本番)にディレクトリを分ける設計もおすすめです。環境によってリソースを変えたい場合は、変数(variables)を使うと柔軟に対応できます。