カテゴリ: AWS 更新日: 2026/03/08

AWS IAMでS3やEC2に限定したアクセス権を設定する方法を完全解説!初心者でもわかる権限管理

AWS IAMでS3やEC2に限定したアクセス権を設定する方法
AWS IAMでS3やEC2に限定したアクセス権を設定する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「AWSを触り始めたんですが、IAMって何をする仕組みなんですか?」

先生

「AWS IAMは、AWSの中で『誰が』『何に』『どこまで操作していいか』を決めるための仕組みです。」

生徒

「S3だけ操作できて、EC2は触れない、みたいな設定もできるんですか?」

先生

「できます。IAMを使えば、S3だけ、EC2だけ、といったアクセス権の制限が細かく設定できます。」

生徒

「それは便利そうですね。具体的な設定方法を知りたいです。」

先生

「では、IAMの基本から順番に見ていきましょう。」

1. AWS IAMとは何か?基本の考え方

1. AWS IAMとは何か?基本の考え方
1. AWS IAMとは何か?基本の考え方

AWS IAM(アイエーエム)は、AWS Identity and Access Managementの略で、AWSの利用者やシステムに対してアクセス権を管理するサービスです。簡単に言うと、AWSの中にある入退室管理システムのような存在です。

会社の建物に例えると、受付で渡される社員証によって「入れる部屋」「使える設備」が決まります。IAMも同じで、ユーザーや役割ごとに、S3やEC2などのAWSサービスをどこまで操作できるかを決めます。

2. IAMで管理する3つの要素

2. IAMで管理する3つの要素
2. IAMで管理する3つの要素

AWS IAMでは、主に「ユーザー」「グループ」「ポリシー」という3つの要素を使って権限を管理します。ユーザーは実際に操作する人やプログラム、グループはユーザーをまとめた箱のようなものです。

ポリシーは「この操作は許可する」「この操作は禁止する」といったルールを文章で書いたものです。このポリシーをユーザーやグループに関連付けることで、アクセス権が決まります。

3. S3やEC2に限定したアクセス権とは

3. S3やEC2に限定したアクセス権とは
3. S3やEC2に限定したアクセス権とは

S3はファイル置き場、EC2は仮想サーバーです。AWSでは非常に多くのサービスがあるため、すべてを自由に操作できる状態は危険です。そこで「S3だけ操作可能」「EC2は閲覧のみ」といった限定的なアクセス権を設定します。

初心者のうちは、必要最低限の権限だけを与える考え方が重要です。これを最小権限の原則と呼び、セキュリティ事故を防ぐ基本的な考え方になります。

4. IAMポリシーの基本構造を理解しよう

4. IAMポリシーの基本構造を理解しよう
4. IAMポリシーの基本構造を理解しよう

IAMポリシーはJSON形式で書かれますが、最初は難しく感じるかもしれません。内容は「どのサービスに」「どんな操作を」「許可するか、しないか」を書いているだけです。

例えば、S3の一覧表示だけを許可する、EC2の起動は禁止するといったルールを文章として定義します。AWSでは、あらかじめ用意された管理ポリシーもあるため、初心者はそれを使うのがおすすめです。

5. S3だけ操作できるIAMポリシーの例

5. S3だけ操作できるIAMポリシーの例
5. S3だけ操作できるIAMポリシーの例

ここでは、S3に対してのみ操作を許可するポリシーの例を見てみます。この設定を使うことで、EC2や他のサービスにはアクセスできなくなります。


{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": "s3:*",
      "Resource": "*"
    }
  ]
}

このポリシーは、S3に関するすべての操作を許可する内容です。実務では、さらに操作を絞ることで安全性を高めます。

6. EC2に限定したアクセス権の設定例

6. EC2に限定したアクセス権の設定例
6. EC2に限定したアクセス権の設定例

次は、EC2だけを操作できるようにするポリシーの考え方です。サーバー管理担当者にはEC2の操作権限だけを与えたい、という場面で使われます。


{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": "ec2:*",
      "Resource": "*"
    }
  ]
}

このようにサービス名を変えるだけで、対象となるAWSサービスを切り替えられます。

7. IAMユーザーとグループへの設定手順

7. IAMユーザーとグループへの設定手順
7. IAMユーザーとグループへの設定手順

IAMポリシーを作成したら、それをユーザーやグループに関連付けます。AWS管理コンソールからIAMを開き、ユーザーまたはグループを選択してポリシーを追加します。

複数人が同じ権限を使う場合は、グループにポリシーを設定し、ユーザーをグループに入れる方法が管理しやすくなります。

8. アクセス権を限定するメリットと注意点

8. アクセス権を限定するメリットと注意点
8. アクセス権を限定するメリットと注意点

S3やEC2に限定したアクセス権を設定することで、誤操作や不正利用のリスクを大きく下げられます。特に初心者や外部委託の作業者には重要な設定です。

ただし、権限を絞りすぎると作業ができなくなる場合があります。その場合は、必要な操作だけを少しずつ追加して調整するのがポイントです。

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