カテゴリ: AWS 更新日: 2025/11/26

AWS ELBの料金体系とコスト最適化の考え方を初心者向けに徹底解説!

AWS ELBの料金体系とコスト最適化の考え方
AWS ELBの料金体系とコスト最適化の考え方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、AWSのELBって便利そうですが、料金ってどうやって決まるんですか?高くならないか心配です。」

先生

「いい質問ですね。ELB(イーエルビー、Elastic Load Balancer:エラスティックロードバランサー)の料金は、利用時間やデータ転送量などによって決まります。ですが工夫すればコストを最適化できますよ。」

生徒

「なるほど。じゃあ、どうやって最適化すればいいんですか?」

先生

「それでは、料金体系の仕組みとコスト削減の方法を一緒に学んでいきましょう。」

1. AWS ELBの料金体系とは?

1. AWS ELBの料金体系とは?
1. AWS ELBの料金体系とは?

AWSのElastic Load Balancer(エラスティックロードバランサー)の料金は大きく分けて二つの要素で決まります。

  • 稼働時間(ロードバランサーを利用した時間)
  • 処理したデータの量(LCU:ロードバランサーキャパシティユニット)

LCU(エルシーユー)は、読み方はロードバランサーキャパシティユニットといい、処理する接続数、帯域幅、ルール数などを基準に課金が発生します。つまり、使えば使うほど料金が増える従量課金制(ジョウリョウカキンセイ)です。

2. 稼働時間の課金について

2. 稼働時間の課金について
2. 稼働時間の課金について

ELBは起動している時間ごとに料金がかかります。例えば1時間だけ利用した場合でも1時間分の課金が発生します。24時間稼働させているとその分の利用料金が積み上がる仕組みです。

無駄な稼働を防ぐために、開発環境や検証環境では利用時間を短くする工夫が必要です。

3. データ転送量とLCU課金

3. データ転送量とLCU課金
3. データ転送量とLCU課金

LCU課金は、以下の4つの観点で最も利用量の多い項目に基づいて計算されます。

  1. 新しい接続数
  2. 同時接続数
  3. 処理するデータ量(帯域幅)
  4. ルールの数

例えば、ECサイトで大規模なセールを開催すると、一時的に接続数やデータ転送量が急増し、その分LCUの料金も高くなることがあります。

4. コスト最適化の基本戦略

4. コスト最適化の基本戦略
4. コスト最適化の基本戦略

料金を抑えるためには、以下のような工夫が重要です。

  • 不要な時間帯はロードバランサーを停止する
  • Auto Scaling(オートスケーリング)と組み合わせて過剰なリソースを避ける
  • CloudWatch(クラウドウォッチ)で利用状況を監視し、無駄を削減する
  • 必要に応じてルールやリスナーの数を整理する

これらを意識するだけでも、長期的に大きなコスト削減につながります。

5. 開発環境と本番環境の使い分け

5. 開発環境と本番環境の使い分け
5. 開発環境と本番環境の使い分け

多くの企業では、本番環境だけでなく開発環境や検証環境でもELBを利用します。しかし開発環境を24時間動かす必要はありません。必要な時間だけ起動し、不要な時間は停止することでコストを大幅に削減できます。

特に小規模チームでは、この使い分けがコスト最適化の大きなポイントとなります。

6. リージョンごとの料金差

6. リージョンごとの料金差
6. リージョンごとの料金差

AWSの料金は利用するリージョン(リージョンとは地理的なデータセンターの区分)によって異なります。例えば、東京リージョンと米国リージョンでは料金が異なることがあります。

グローバルにサービスを展開している場合は、どのリージョンを使うかを考えることでコスト効率を改善できます。

7. データ転送コストの工夫

7. データ転送コストの工夫
7. データ転送コストの工夫

ELBを経由するデータ転送にも課金が発生します。特に外部への通信はコストが高くなりやすいので、キャッシュを導入したり、静的ファイルをS3(エススリー:Simple Storage Service)やCloudFront(クラウドフロント)に置くことで転送量を削減できます。

この工夫によりELBの負荷を減らし、料金も抑えることが可能です。

8. 長期的な視点での最適化

8. 長期的な視点での最適化
8. 長期的な視点での最適化

一時的な節約も大事ですが、長期的に考えると「どのようにサービスを設計するか」が重要です。アクセスのピークとオフピークを分析し、自動化を活用することで効率的に運用できます。

さらに、将来的に利用者が増えることを見越して設計しておくと、予期せぬコスト増加を防げます。

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