カテゴリ: AWS 更新日: 2025/12/28

AWS VPCのエンドポイント(Gateway・Interface)を活用する方法を初心者向けに解説!

AWS VPCのエンドポイント(Gateway・Interface)を活用する方法
AWS VPCのエンドポイント(Gateway・Interface)を活用する方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「AWSでVPCエンドポイントって聞いたんですけど、何のために使うんですか?」

先生

「VPCエンドポイント(ブイピーシー・エンドポイント)は、AWSサービスに安全につなぐための入り口のことです。外のインターネットを使わずに、安全に通信できるようになりますよ。」

生徒

「なるほど…でも、GatewayタイプとInterfaceタイプって2つあるって聞いて、よく分からなくて…」

先生

「大丈夫!それぞれの違いや使い方、活用方法まで、順番に丁寧に説明していきましょう!」

1. AWS VPCエンドポイントとは?

1. AWS VPCエンドポイントとは?
1. AWS VPCエンドポイントとは?

AWS(エーダブリューエス)のVPCエンドポイント(ブイピーシー・エンドポイント)とは、仮想ネットワーク内からAWSのサービスに安全にアクセスできるようにするための仕組みです。

通常、インターネットを使ってアクセスするS3(エススリー)やDynamoDB(ダイナモディービー)などのサービスに対し、インターネットを通さずにプライベート接続ができるようになります。

つまり、AWS VPCのエンドポイントは、「インターネットを使わずにAWSのサービスとやり取りするための安全な入り口」なんです。

2. Gateway型とInterface型の違いとは?

2. Gateway型とInterface型の違いとは?
2. Gateway型とInterface型の違いとは?

AWS VPCエンドポイントには、主に2つの種類があります:

  • Gateway型(ゲートウェイガタ)エンドポイント
  • Interface型(インターフェースガタ)エンドポイント

この2つにはそれぞれ特徴があります。

● Gateway型エンドポイントとは?

Gateway型エンドポイントは、Amazon S3(エススリー)やDynamoDB(ダイナモディービー)など、一部のAWSサービス専用のエンドポイントです。ルートテーブルに経路を追加することで使えます。

特徴:

  • 無料で使える
  • ルートテーブルを使って通信を制御
  • S3やDynamoDBなど、限られたサービスで利用

● Interface型エンドポイントとは?

Interface型エンドポイントは、ENI(Elastic Network Interface/エラスティック・ネットワーク・インターフェース)を使って通信します。

特徴:

  • 多くのAWSサービスに対応
  • プライベートIPアドレスで接続
  • わずかに料金が発生する

3. VPCエンドポイントを使うメリットとは?

3. VPCエンドポイントを使うメリットとは?
3. VPCエンドポイントを使うメリットとは?

VPCエンドポイントを活用すると、次のようなメリットがあります。

  • セキュリティ向上:インターネットを経由せずにサービスにアクセスできるので、安全性が高まります。
  • 通信の安定性:AWS内部のネットワークを使うため、通信が安定しやすいです。
  • データの制限がしやすい:IAM(アイアム)やポリシーで通信先を絞ることができます。

とくに企業などで使うときは、VPCエンドポイントを使うことで情報漏洩のリスクを下げることができます。

4. 実際の活用シーンとは?

4. 実際の活用シーンとは?
4. 実際の活用シーンとは?

VPCエンドポイントはさまざまな場面で使われます。

  • EC2インスタンスからS3にファイルを保存する:Gateway型を使ってインターネットなしで通信可能。
  • アプリケーションからAWSの各種サービスに接続:Interface型を使えば、LambdaやSNS、API Gatewayなどへの接続も可能。
  • セキュリティを強化したネットワーク設計:外部との通信を遮断したまま、内部だけで完結する仕組みを作れる。

つまり、VPCエンドポイントを使えば、安全でスムーズなAWS環境を構築できるんです。

5. 設定手順の流れをざっくり理解しよう

5. 設定手順の流れをざっくり理解しよう
5. 設定手順の流れをざっくり理解しよう

設定方法は、AWSマネジメントコンソール(AWSの操作画面)から簡単にできます。ここでは大まかな流れだけ紹介します。

  1. VPCサービスを開く
  2. 「エンドポイント」メニューを選択
  3. 「エンドポイントを作成」ボタンをクリック
  4. 接続したいサービスを選ぶ(例:S3など)
  5. Gateway型かInterface型を選択
  6. 対象のVPCとサブネット、セキュリティグループを選択
  7. 設定を確認して作成

このように、初心者でも画面に沿って操作するだけで、VPCエンドポイントの設定ができます。

まとめ

まとめ
まとめ

今回の記事では、AWS VPCエンドポイント(ブイピーシー・エンドポイント)の基本から、Gateway型とInterface型の違い、使うメリット、実際の利用シーン、そして設定の流れまでを総合的に整理しました。とくにVPCエンドポイントは、AWSのネットワーク設計において安全性と効率性を両立させるための重要な仕組みであり、インターネットを経由せずにAWSサービスと通信できる点は、初心者にも理解しておきたい大切な特徴です。VPCと各AWSサービスの間に「専用の入り口」を設けるという考え方は、クラウド環境を正しく扱うための基礎でもあります。

Gateway型はS3やDynamoDB専用であり、無料で利用できるうえにルートテーブルとの連携で通信経路を明確に制御できるため、企業内のファイル保管やデータ参照用途で非常に使いやすいしくみです。一方、Interface型はENIを通じて多くのサービスへのプライベート接続を実現するため、EC2、Lambda、SNS、API Gatewayなどのサービスをセキュアに結びたい場合に欠かせない存在となります。用途に応じてこれらのエンドポイントを選び分けることで、AWS上のネットワーク設計はより堅牢で効率的なものに進化します。

ネットワークの安全性を高めるという点でも、VPCエンドポイントは強力な武器になります。インターネットを介さずに通信できるということは、外部からの攻撃リスクを大幅に減らせるということです。とくに企業や重要なシステムでは、外部通信を制限した厳密なセキュリティ設計が求められるため、エンドポイントの活用は必須とも言えるほど効果的です。IAMポリシーによるアクセス制限やS3バケットポリシーと組み合わせることで、より具体的な通信制御が可能になります。

さらに、VPCエンドポイントを使った実用的な利用シーンを理解することで、AWSのサービス同士がどのように連携して動くのか、全体像をつかみやすくなります。EC2からS3へ安全にアクセスする構成は代表的な例で、クラウド利用の現場では頻繁に採用されます。また、Interface型エンドポイントを利用して社内アプリケーションからAPI GatewayやSNSへプライベート接続する設計は、運用の効率性とセキュリティの両立に役立ちます。

ここでは、VPCエンドポイントのポリシー設定の例をコード形式で紹介します。これはS3へのアクセスを特定のVPCエンドポイントに限定する場合の代表的な記述例です。


{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Principal": "*",
      "Action": "s3:*",
      "Resource": [
        "arn:aws:s3:::my-sample-bucket",
        "arn:aws:s3:::my-sample-bucket/*"
      ],
      "Condition": {
        "StringEquals": {
          "aws:sourceVpce": "vpce-0abc123def4567890"
        }
      }
    }
  ]
}

このようなバケットポリシーを設定することで、特定のVPCエンドポイントを経由した通信だけを許可し、外部からの直接アクセスを遮断できます。AWSにおけるプライベート通信設計の考え方を深めるうえで、非常に重要な要素となるでしょう。

さらに、Linux環境でエンドポイント経由の接続確認をする際には、以下のようにS3へアクセスして疎通を確かめます。


aws s3 ls s3://my-sample-bucket
2024-03-01 12:00:45 sample-file.txt

このようなコマンド結果が返ってくれば、エンドポイント経由での通信が正常に行われていることを意味します。AWS CLIはAWS環境の動作確認に非常に役立つため、VPCエンドポイントの学習とセットで覚えておく価値があります。

最後に、今回学んだ内容を整理すると、VPCエンドポイントはセキュリティと効率性を兼ね備えたAWSネットワーク設計の中心的な存在であり、Gateway型とInterface型の違いを理解することで、AWS全体の構造を明確に把握できるようになります。初心者でも設定画面の案内に従って導入できるため、初歩的なネットワークの学習と実践の橋渡しとしても最適です。

先生と生徒の振り返り会話

生徒:「VPCエンドポイントって、最初は複雑そうに見えたけど、Gateway型とInterface型の役割が分かると一気に理解しやすくなりました!」

先生:「そうですね。用途に合わせて使い分けられる点が魅力ですし、セキュリティや通信の安定性にも大きく関わります。」

生徒:「S3へのアクセスをプライベート接続にできる仕組みはすごく便利だと思いました。企業システムでも役立ちそうですね。」

先生:「まさにその通り。外部に通信を出さずにAWS内部で完結できるのは、安全性の面で非常に重要な設計です。」

生徒:「Interface型ならAPI GatewayやSNSも使えると聞いて、もっと応用できそうだと感じました。」

先生:「その発想は良いですね。実際のシステムでは複数のエンドポイントを組み合わせて高度なネットワーク構成を作りますよ。」

生徒:「今日の内容で、AWSのネットワーク設計が前よりずっとイメージしやすくなりました!」

先生:「理解が深まって何よりです。次はVPC PeeringやTransit Gatewayなど、さらに広いネットワークの仕組みも学んでいきましょう。」

この記事を読んだ人からの質問

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プログラミング初心者からのよくある疑問/質問を解決します

AWSのVPCエンドポイントとは何ですか?初心者向けに教えてください。

AWSのVPCエンドポイントとは、仮想ネットワーク(VPC)からインターネットを経由せずにAWSサービスにアクセスできる仕組みです。セキュリティを高めつつ、プライベートに通信できます。
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