AWSのAmazon Redshiftとは?DWHの特徴と基本構成を初心者向けにやさしく解説
生徒
「AWSでデータ分析をしたいと調べていたら、Amazon Redshiftというサービスが出てきました。これは何をするものなんですか?」
先生
「Amazon Redshiftは、AWSで使えるDWHと呼ばれる仕組みで、たくさんのデータをまとめて分析するためのサービスです。」
生徒
「DWHって何ですか?データベースとは違うんですか?」
先生
「そこが大事なポイントですね。では、DWHの考え方から順番に見ていきましょう。」
1. Amazon Redshiftとは?
Amazon Redshift(アマゾン レッドシフト)とは、AWSが提供しているクラウド型のDWHサービスです。DWHとは「Data Warehouse(データ ウェアハウス)」の略で、日本語では「データの倉庫」という意味になります。
Amazon Redshiftは、会社やサービスで集まった大量のデータを一か所にまとめて保存し、あとから集計や分析を行うために使われます。売上データ、アクセスログ、ユーザー情報などをまとめて分析できるのが特徴です。
AWSの中でも、データ分析・ビッグデータ処理の中心的なサービスとしてよく使われています。
2. DWHとは何かを超かんたんに説明
DWHは、ふだん使うデータベースとは目的が少し違います。データベースは、注文処理や会員登録など「今すぐ使うデータ」を素早く処理するのが得意です。
一方でDWHは、「過去から今までに集まった大量のデータ」を使って、「売上の傾向はどうか」「どの商品が人気か」といった分析を行うための場所です。
たとえるなら、データベースはレジ、DWHは帳簿をまとめて保管する大きな倉庫のようなものです。Amazon Redshiftは、その倉庫をAWS上に用意してくれるサービスだと考えると分かりやすいです。
3. Amazon Redshiftの特徴
Amazon Redshiftには、初心者にも嬉しい特徴がいくつもあります。まず、大量のデータを高速に分析できる点です。数百万件、数億件といったデータでも、短い時間で集計できます。
また、AWSのサービスなので、サーバーの準備や管理を自分で行う必要がありません。使いたい分だけリソースを用意でき、必要なくなれば減らすこともできます。
SQL(エスキューエル)というデータベース操作用の言語を使って分析できるため、すでにデータベースを触ったことがある人なら、学習コストも低めです。
4. Amazon Redshiftの基本構成
Amazon Redshiftは、「クラスター」と呼ばれる単位で構成されています。クラスターは、データをまとめて管理する箱のようなものです。
クラスターの中には、「リーダーノード」と「コンピュートノード」があります。リーダーノードは全体の司令塔で、SQLの指示を受け取ります。コンピュートノードは、実際にデータを保存し、計算や集計を行う役割です。
このように役割を分けることで、大量データの分析を効率よく進められる仕組みになっています。
5. どんなデータを保存・分析できるのか
Amazon Redshiftでは、売上データ、ログデータ、センサーデータなど、さまざまな種類のデータを扱えます。CSVやJSONなどの形式で保存されたデータも取り込めます。
AWSのS3と連携することで、データを一時的に保存してからRedshiftに読み込むといった使い方もよく行われます。これにより、ビッグデータ処理の流れを作りやすくなります。
「たくさんのデータをあとから分析したい」という場面で、Amazon Redshiftはとても相性が良いサービスです。
6. Amazon Redshiftが向いているケース
Amazon Redshiftは、日々データが増えていくサービスや会社に向いています。たとえば、ECサイトの売上分析、アプリの利用状況分析、マーケティングデータの集計などです。
「リアルタイムで1件ずつ処理する」よりも、「まとめて分析する」ことが目的の場合に力を発揮します。そのため、DWHとしての役割をしっかり理解して使うことが大切です。
7. 初心者が最初に覚えておきたいポイント
初心者の方は、「Amazon Redshiftは分析用のデータ倉庫」というイメージをまず持つことが大切です。ふだん使うデータベースと役割が違う点を理解すると、混乱しにくくなります。
また、AWSの管理画面から作成でき、特別な機材やソフトを用意しなくてよいのも大きなメリットです。最初は小さく使い始めて、慣れてきたらデータ量を増やす使い方がおすすめです。